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【ニューヨーク上村幸治】国連安全保障理事会は20日、ヨルダン川西岸で国連職員を誤って殺したイスラエルを非難する決議を採決にかけたが、米国が拒否権を行使したため否決された。英国を含む12カ国が決議に賛成票を投じ、ブルガリアとカメルーンが棄権した。
米国は「決議は一方的にイスラエルを非難している」と指摘した。同国が露骨にイスラエル寄りの姿勢を示したことで、アラブ諸国や欧州諸国を刺激するものとみられ、対イラク戦争の準備に何らかの影響を与える可能性もある。
決議はシリアが提出していた。この事件では、パレスチナ自治区ジェニン難民キャンプで国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)の英国人スタッフが殺されたほか、パレスチナ人の国連職員2人も殺されている。
イスラエルは、国連英国人スタッフが持っている携帯電話を武器と間違って撃ったと説明している。
[毎日新聞12月21日] ( 2002-12-21-11:00 )