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12/19 21:08 統合幕僚長ポスト新設 自衛隊運用権限を一元化 統 政治44
共同
防衛庁統合幕僚会議(竹河内捷次議長)は十九日、自衛隊の部隊
運用をこれまで陸海空各自衛隊ごとの運用から、新設する「統合幕
僚長」(仮称)に権限を一元化することなどを柱とした「統合運用
に関する検討」の最終報告を発表した。
竹河内統幕議長が石破茂防衛庁長官に報告、了承された。二○○
五年の通常国会にも組織改編などを盛り込んだ防衛庁設置法と自衛
隊法の改正案を提出する方針だ。
これまで部隊運用は陸海空各自衛隊のトップである各幕僚長を通
じて行っていたが、今後は「統合運用を基本とする方向性」を明確
に打ち出した。名実ともに制服組のトップとなる統合幕僚長に指揮
、命令系統を一本化したのが特徴だ。
新たな統合運用態勢では「統合幕僚長が自衛隊の運用に関し、陸
海空自衛隊を代表して一元的に防衛庁長官を補佐する」とし、自衛
隊に対する長官の指揮・命令はいずれも統合幕僚長が通じて行うか
執行することを盛り込んだ。現在の統合幕僚会議を廃止し、新たに
統合幕僚組織を設置するとしている。
現在の統幕会議は制服組の最高合議機関とされるが、統幕議長の
権限は陸海空各自衛隊のうち二つ以上の違う部隊からなる統合部隊
が編成された場合の指揮権などに限られ、各自衛隊の運用では幕僚
長が長官をそれぞれ補佐していた。
統合運用を基本としている米軍との共同作戦の円滑化や、情報通
信技術の進歩や作戦の複雑化を背景に、陸海空各自衛隊ごとの運用
態勢から統合運用の必要性が指摘されていた。ことし四月、中谷元
・前防衛庁長官の指示で統合幕僚会議が検討を進めていた。
(了) 021219 2107
[2002-12-19-21:08]