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(回答先: ノ・ムヒョン氏当確と伝える [NHKオンライン] 投稿者 あっしら 日時 2002 年 12 月 19 日 22:17:27)
【ソウル堀信一郎、澤田克己】第16代韓国大統領選挙は19日夜から即日開票され、与党・新千年民主党(民主党)の盧武鉉(ノムヒョン)候補(56)が、野党ハンナラ党の李会昌(イフェチャン)候補(67)を破り、当選を決めた。
金大中(キムデジュン)大統領が5年前に当選した時は72歳だった。50代の大統領が誕生することで、韓国政治の世代交代が進むことになる。
今回の大統領選は、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の核兵器開発問題、核施設の再稼働宣言など北朝鮮情勢が緊迫する中で行われた。盧氏は来年2月末に正式に就任するが、新政権が北朝鮮政策をどう具体化するかが国際的な注目を集めることになる。
盧氏は、民主党の党内選で選出された党候補。20〜30代を中心にしたインターネット世代に支えられ、党派を超えて支持を拡大した。
サッカー・ワールドカップ(W杯)の立役者でいったんは出馬表明した鄭夢準(チョンモンジュン)氏との候補一本化で幅広い支持を取り付けた。投票日前日の18日夜になって、鄭氏が政策の食い違いなどを理由に突然、支持撤回を表明したものの、決定的な打撃にはならなかった模様だ。
前回の大統領選(97年)で、金大中氏との接戦で惜敗し、今回、雪辱を期した李氏は一時期、政党選挙で優勢を保っていたが、個人票の上積みに苦しんだ。
新大統領の当面の課題は、対北朝鮮政策だ。00年6月に歴史的な南北首脳会談を成功させ、ノーベル平和賞を受賞した金大統領は来年2月に退任する。
盧氏は、金大統領が推進した太陽(包容)政策を継承することを明言している。だが、北朝鮮の核兵器開発問題や核施設の再稼働宣言など国際社会が緊迫する状況が続いている。北朝鮮は金正日(キムジョンイル)体制の生き残りのため、「瀬戸際外交」を続けるとみられる。
このため、日米韓による3カ国協調体制の維持は不可欠だ。日本や米国との人脈のパイプが極めて細いと言われる盧氏が、北朝鮮を「悪の枢軸」と名指しした米国や、隣国日本との協調体制をどう調整するかが、注目される。
選挙期間中、李氏の野党ハンナラ党が、包容政策を「北朝鮮に与えるだけの政策だ」と批判を強めていただけに、包容政策継続に対する国内世論の見極めも重要となる。
主要2候補の得票状況
盧武鉉氏 7353542(48.4%)
李会昌氏 7146558(47.1%)
※19日午後9時45分現在=開票率66.81%
(韓国中央選管発表)
[毎日新聞12月19日] ( 2002-12-19-23:00 )