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(回答先: ノ・ムヒョン氏当確と伝える [NHKオンライン] 投稿者 あっしら 日時 2002 年 12 月 19 日 22:17:27)
韓国の第16代大統領選挙は19日投票、即日開票され、与党新千年民主党の盧武鉉(ノ・ムヒョン)氏(56)が野党ハンナラ党の李会昌(イ・フェチャン)氏(67)らを破って当選を決めた。前回選挙で史上初の与野党間の政権交代を成し遂げた民主党側は、引き続き政権を維持した。盧氏の勝利により、金大中政権が朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)に対して掲げてきた太陽政策は次期政権でも堅持されることになった。
盧氏は選挙戦で「北との対話を続けるため一定の支援も必要」と主張。現金支援の中断などを求める李氏との違いを鮮明にし「戦争か、平和かの選択だ」と呼びかけた。また、米韓関係について「より水平で均衡ある関係になるべきだ」と訴えており、韓米地位協定の大幅改定を要求するとも断言している。ブッシュ米政権がとる対北朝鮮強硬政策と合わせ、米国との調整が盧・新政権の大きな課題となりそうだ。
対日政策について盧氏は、未来志向をうたった98年の共同宣言を基本として両国関係を一層発展させると表明している。
中央選挙管理委員会によると、有権者は3499万1529人。暫定投票率は70.2%で、過去最低となるのは確実。現憲法で大統領は任期5年、再選なしと定められている。盧氏は来年2月25日に大統領に就任する。
投票日前日の18日夜に、選挙協力していた新党・国民統合21の鄭夢準(チョン・モンジュン)代表が盧氏支持の撤回を表明したが、逆風をはねのけた。盧氏は軍事政権時代からの与党の流れをくむハンナラ党を徹底して「古い政治」と批判。50代という若さを前面に出して政治や経済の改革の必要性を訴える一方で、2人の息子の逮捕など相次ぐ不祥事で支持を失った金大中政権との差別化を図り、「国民の候補」と強調することで民主党色を薄めたのが功を奏した。
盧氏は、韓国第2の都市、釜山近郊の慶尚南道(キョンサンナムド)・金海(キメ)出身。商業高校を卒業後、独学で司法試験に合格した。人権派弁護士として活躍し、その後、政界入りした異色の政治家だ。
南西部・全羅道(チョルラド)を主地盤とする民主党の公認候補ながら、対立していた南東部・慶尚道でも一定の得票をしたことで、韓国特有の地域感情が若干解消される結果となった。
李氏は、前回大統領選でも与党公認で立候補したが、雪辱は果たせなかった。 (22:13)