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12/18 18:05 PKOの拡大展開を アチェ独立派司令官 外信61
【バンダアチェ(インドネシア・アチェ特別州)18日共同】イ
ンドネシア・アチェ特別州の独立派武装組織「自由アチェ運動」(
GAM)のムザキル・マナフ司令官は十八日までに、国連などの国
際機関が少なくとも千五百人の停戦監視要員をアチェに派遣するべ
きだ、と語った。第三者を介した共同通信のインタビューに答えた
。
九日に調印されたアチェ独立紛争の和平協定で、約百五十人の停
戦監視団が展開するが、このうち外国人はタイとフィリピンの兵士
ら約五十人にすぎず、国連の活動も人道援助に限られている。GA
Mはこれを不十分として、東ティモール型の国連平和維持活動(P
KO)への拡大を求める姿勢が明らかになった。
司令官は、和平協定に盛り込まれた「GAMの武器保管」は、武
装解除を意味しないと強調。「武器はGAMが定めた場所に保管す
る。(国軍の基地のある)バンダアチェやロクスマウェには置かな
い。和平が崩れた場合、武器を取り戻すことができないからだ」と
語った。
また、和平協定調印後も国軍が農村部などの詰め所を撤収せず、
二千九百人の部隊をアチェに増派したとして、政府側への不信感を
表明した。
マナフ司令官は、シャフィ前司令官が今年一月に戦死した後、司
令官に就任。警戒心が強く、報道機関との接触を拒んできた。
(了) 021218 1804
[2002-12-18-18:05]