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先週起きたケニアのリゾート地モンバサで起きた二つのテロ事件は、米英+イスラエル連合の謀略テロだとは推測できても、その目的が推測できないでいる。
(アルカイダは危険だということを世界に再確認させる以上の意図が今のところ見えない。リクードの党首選と同じ日だったが、その結果に影響を与えるためとは考えづらい)
日本のTVでも少しは流れていたが、爆破攻撃を受けた「パラダイス・ホテル」は、屋上を中心に全体で火災が発生していた。そして、自動車に積まれた爆薬がホテル玄関で爆破して15名ほどが死亡し80名ほどが負傷したという攻撃なのに、どうして、ホテル全域で屋上を中心に建物が破壊され炎上したのかと考え、その映像がずっと気がかりだった。
その謎のもっともらしい説明が、昨日発売された『ニューズウイーク日本版12・11』に載っているので紹介する。
「広がりゆく新テロ地獄」P.21
− ケニアでの同時テロの背後からテロ組織が地球規模で進める新戦略が見えてきた −
『ユダヤ教の祭り「ハヌカ」が始まる前日の11月28日、ケニア南東岸のリゾート地モンバサにあるパラダイス・ホテルはイスラエル人の客でごった返していた。
警備員のジャスティン・ムンドゥが勤務に就いてから2時間半たったころだ。1台の四輪駆動車が急にハンドルを切って、正面入り口に突っ込んできた。フロントガラスが割れたが、車はかまわず前進した。ムンドゥによれば「その3秒後に爆発が起きた」。
別の目撃者は「ホテルの屋根が吹き飛んだ」という。爆発直後に軽飛行機が飛来し、海側の客室に小型爆弾を投下して炎上させたという目撃情報もある。
イスラエル資本の豪華ホテルは、たちまち瓦礫の山と化した。
<後略>
』
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「パラダイスホテル」は、地上と空の両方から攻撃を受けたと見られるが、「爆発直後に軽飛行機が飛来し、海側の客室に小型爆弾を投下して炎上させたという目撃情報」はニューズウィークのようにさらりと軽く書き飛ばして済むものではない。
「空爆」は、自爆攻撃や自動車積載爆弾攻撃とは“異質”の攻撃手段である。
そして、航空機を飛ばすためには特殊な手続きが必要であるとともに、その飛行は管理されているものである。
飛来して小型爆弾を投下した軽飛行機を追跡すれば、犯行グループは浮かび上がってくるはずである。(周辺国から飛来したとしてもウォッチされているはず)
この空爆の“意図”は、テロ攻撃の被害を大きくしより悲惨なものに見せるためのものであろうが、事件全体の“意図”は見えない。
※ 一昨日の「BBCニュース」にネタニヤフ元首相が出演して、ミサイル攻撃を受けたとされるアルキア航空機には「ミサイル回避装置」は装備されていなかったと語っていた。