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NY Timesの記事より;
テロを恐れるアメリカ当局が、合計18国(大抵はアラブ系の国)の国籍の16歳以上のアメリカ滞在中の男性を対象に、移民局での登録を義務付けた。
今日12月16日は、イラン、イラク、シリア、リビア、スーダン国籍の者の登録締め切り日。なお、次の締め切り日は、2003年の1月10日で、アフガニスタン、アルジェリア、バーレーン、エリトレア、レバノン、モロッコ、北朝鮮、オマーン、カター、ソマリア、チュニジア、UAE(アラブ首長国連邦)、イエメン、以上の国籍の非移住者で2002年10月1日以前から滞在しており、最低でも2003年1月10日まで滞在しようとする16歳以上の男子。難民や、合法的な移民、政府機関で働く者及びその家族には必要ない。
登録を期限迄にする事を怠った場合、刑事罰が処せられ即国外追放となる。
登録時には、パスポートや移民局関係書類以外の身分証明所、親の名前、住所、アメリカ人の知人の名前、住所、Eメールアドレス等を尋ねられ、デジタルカメラで顔写真を撮影された後に指紋押捺を要求される。写真と指紋はただちに犯罪取り締まり/移民局のデータベースに登録される。また、何時どのようにアメリカに来たか、テロリストとの関係があるかどうかの質問もされる。
アメリカのアラブ社会では、この処置にはすこぶる評判が悪い。この登録の事は、アラブ社会であまり目立って知らされる事はなかったらしい。もしこの登録作業の途中に違反が見つかれば即座に逮捕。違反がたいした事で無い場合でも保釈金は18万円から90万円。
なかでもとあるイラン人で難民申請をしている男性は、5年間移民帰化当局にて難民申請の手続きが滞っていたと言うだけで逮捕され、刑務所でその夜を過ごすはめに。親類が18万円の保釈金を払ってくれたおかげで釈放された物の、同男性は、『人生の中で最も屈辱的な出来事だった。アメリカでは社会的にもとても成功しており、今回のテロ問題に関しても、この国の為になろうと一生懸命なのに。イランでは家畜なみの扱いを受けていたので、せめて子供達には胸を張ってアメリカ人である事を誇りにしてほしい。しかし、私は死ぬ迄この外観とアクセントの為に一生この国では外人だ。』
John Reed(移民弁護士で元州当局関係者)は、先週この登録制度上での検挙に待ったをかけようと模索していた。同氏は語る。『言語道断だ。政府の危機に対する過剰反応のまた別の良い例だ。』Reed氏は、第一次大戦のドイツ人の検挙、第二次大戦の日本人の収容を、今回の件となぞらえる。
情報元
http://www.nytimes.com/2002/12/17/politics/17IMMI.html>Men From Muslim Nations Swamp Immigration Office NYT Dec. 17, 2002
http://www.ins.gov/graphics/publicaffairs/statements/ReminderState.htm>I.N.S. Statement issued on Dec. 6, 2002 - INS Reminds Certain Temporary Foreign Visitors of Eighteen Countries of Registration Requirement