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米国によるサウジアラビア叩きが増大しているが、「ニューズウイーク日本版12・18」は、PeriscopeP.13で「9・11サウジアラビアとテロを結ぶ線」と題した記事で重要な内容を報じている。
『9・11テロに関与した人物への資金援助疑惑に揺れるサウジアラビアが先週、さらに苦しい立場に追い込まれた。ナエフ内相が9・11テロの首謀者はシオニストだと発言したことに、米政府は不快感を表明。公式に抗議する予定という。
〈後略〉
』
★ サウジアラビアのナエフ内相は、9・11直後に犯人グループとして米国政府に名指しされた15人のサウジアラビア人のうち7名は“アリバイ”があると主張し、今年になってからそれを撤回した人物である。
米国からの圧力を回避するためにそのような政治的撤回をしたと思われるが、かさにかかってサウジアラビアとテロとの関係を主張する米国政府のやり方に怒り心頭になり、“穏和的な”シオニスト犯行説を持ち出したのだろう。(米国政権が絡んでいるとか首謀者とは言えない)
しかし、日本のメディアがサウジアラビアという重要国のこのような発言を一切報道しないとはどういうことなんだろう。
米国政権には、是非とも正式な抗議を行って欲しいものだ。