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北朝鮮による拉致事件の解決を求めるジャーナリストら7人の呼びかけで米紙ニューヨーク・タイムズに掲載が計画されている意見広告の文面が決まった。拉致被害の実情を訴え、金正日(キムジョンイル)国防委員長(総書記)に事件の全面解決を求める内容。掲載費用の募金が予想以上に集まり、故ジョン・レノン氏の夫人、オノ・ヨーコさんも賛同した。広告は早ければ年内に掲載される見込み。
意見広告は、北朝鮮問題の著書を出版する「ジン・ネット」の高世仁代表、ジャーナリストの有田芳生氏ら7人が計画。先月28日から募金を呼びかけたところ、今月16日現在で全国の約2300人から約1300万円が集まり、既に目標の2倍を超えた。差額は被害者家族で作る「家族会」に寄付する。
意見広告では、拉致を北朝鮮による「国家テロ」と位置付け、被害者と家族全員の無条件帰国、情報提供などを金委員長に求める。また、横田めぐみさん(行方不明時13歳)の拉致経緯や横田さんの両親による救済の願いを柱に、読者に協力を訴える。
また、呼びかけ人の一人で音楽評論家、湯川れい子さんの求めに応じたオノ・ヨーコさんから、レノン氏と共に作詞した「Happy Xmas(War is over)=ハッピー・クリスマス(戦争は終わった)」の歌詞の抜粋がメッセージとして寄せられた。
有田氏は「非常に関心が高い。いろいろ意見の違いはあるが、被害者の人生を救いたいという思いは一つ。それにオノさんが賛同してくださり、本当にうれしい」と話した。 【田中義宏】
[毎日新聞12月17日] ( 2002-12-17-15:01 )