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(回答先: 2プラス2:共同会見の主な内容 [毎日新聞] 投稿者 あっしら 日時 2002 年 12 月 17 日 15:20:33)
【ワシントン鬼木浩文】日米両政府は16日昼(日本時間17日未明)、ワシントンの国務省で外交・防衛担当閣僚による日米安全保障協議委員会(2プラス2)を開き、共同声明を発表した。声明では朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)が核施設の稼働・建設再開を公表したことに対し「強い遺憾の意」を表明、核兵器開発計画を迅速かつ検証可能な方法で放棄するよう求めた。北朝鮮が大量破壊兵器を使用した場合、「最も重大な結果を招く」と警告した。
北朝鮮に関して、声明では、イエメンへの輸出が発覚したばかりの弾道ミサイル問題についても、「開発、実験、輸出及び配備を含むすべての活動を停止」するよう求めた。ただ、パウエル国務長官は会議後の共同会見で「北朝鮮を攻撃する意図はない」と述べたうえで「日本をはじめ地域の友人と緊密な協議を続け、平和的な解決を追求する」と強調。日米は平和的解決を目指す方向で一致した。
イラク問題については、米側が大量破壊兵器査察に関する国連安保理決議1441号違反が明らかになった場合、「国際社会はイラクの大量破壊兵器の武装解除のため武力行使を含む行動を取る義務がある」と軍事攻撃の可能性を明言し、日本に理解を求めた。日本側は、米国の軍事行動が不可避になった場合の難民支援なども含め、具体的な支援策を検討していることを米側に伝えた。
ミサイル防衛計画については、日本側は「検討課題で主体的に取り組んでいきたい」と表明した。
在日米軍問題では、日本側が米軍普天間飛行場代替施設の15年使用期限問題に理解を求め、日米地位協定の運用改善も要請した。
2プラス2の開催は約2年ぶりで、ブッシュ政権下では初めて。日本から川口順子外相と石破茂防衛長官、米国からパウエル長官が参加。ラムズフェルド国防長官は風邪で欠席し、ウルフォウィッツ国防副長官が代理出席した。
[毎日新聞12月17日] ( 2002-12-17-12:16 )