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日本の核武装の可能性論議 北の核が刺激と米専門家
投稿者 倉田佳典 日時 2002 年 12 月 15 日 19:24:13:

12/15 14:43 日本の核武装の可能性論議 北の核が刺激と米専門家 外信15
共同
 朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の核開発などアジアでの核兵
器拡散の懸念が強まる中、日本や韓国、台湾の核武装の可能性につ
いての関心が米国の安全保障専門家やアジア専門家の間で高まって
いる。日本の核武装の可能性は極めて低いとの見方で専門家は一致
するが、米国の防衛負担軽減のため、核保有を日本の判断に任せる
べきだとの議論も出ている。                 
 最近、ワシントンで開かれた北朝鮮に関するシンポジウムで、米
シンクタンク、ケイトー研究所のカーペンター副所長(米安全保障
政策)は、北朝鮮が核武装した場合は、米国は日本と韓国の核保有
に反対せず、日韓両政府に判断を任せるべきだと指摘、他のパネリ
ストと議論になった。                    
 米軍の大規模な海外展開に批判的な姿勢で知られる同氏は、現状
は米国が北朝鮮の核の脅威を一手に引き受けなくてはならない「最
悪のケース」とし、北朝鮮が核武装するなら日韓両国が核を持つ方
が抑止の観点から望ましいと述べた。             
 これに対し、ワシントン・ポスト紙の元外交専門記者オーバード
ーファー氏は「北東アジアの核武装を後押しするのは正気のさたで
はない」と厳しく批判。ウッドロー・ウィルソン・センターのハリ
ソン上級研究員も「日本の核武装は地域にとどまらず、世界規模に
拡散する恐れがある」と懸念を表明した。           
 カーネギー国際平和財団が最近開いたシンポジウムでも「アジア
の新たな核(保有)国家」をテーマに議論。キャンベル国際戦略研
究所副所長は、日本などの核保有の引き金になり得る要因として、
(1)米国のアジア離れ(2)北朝鮮などならず者国家の台頭(3
)日本と中国など地域的対立の激化―など十項目を指摘。特に日本
については「経済などの悲観主義」が核保有に結び付く恐れがある
とした。                          
 スチムソン・センターのベンジャミン・セルフ上級研究員は、日
本の大量のプルトニウム保有は、核兵器開発の可能性を残す戦略的
な判断に基づいていると説明。ただ、日本の核保有の可能性はほと
んどなく、台湾が中国の通常戦力増強に対抗して核保有を検討する
可能性を挙げた。                      
 キャンベル氏は、こうした議論が展開されている背景について、
インドやパキスタンの核保有などで「核のタブー」が弱まっている
ことを指摘。ただ、日韓などの核武装は「今すぐ心配する問題では
ない」と述べ、重要なのは、米国が外交や米軍の国際展開を通じ、
アジア諸国が核武装を検討しないで済む環境を維持することだと強
調した。(ワシントン共同=渡辺陽介)            
(了)  021215 1443              
[2002-12-15-14:43]
12/15 14:56 日本の核武装で対中抑止も  外信19

 槌田敦・名城大教授(環境経済学)の話 兵器にも使用可能な高
濃度プルトニウムが作り出せる高速増殖炉「もんじゅ」の建設を支
援した米国は、既に日本の核武装を許していると言える。1987
年には純粋なプルトニウムを素早く取り出す軍用の「遠心抽出機」
を、国内の「核不拡散法」に違反してまで対日輸出した。そんなこ
とも知らず議論するのは(米国の)専門家としてはうかつだ。北朝
鮮が原爆を作れたとしてもせいぜい1、2発だが、もんじゅは長崎
型原爆30発分の高濃度プルトニウムが1年でできる。極東の核問
題は極東の国同士で解決させるというのが米国のやり方。米国は言
うことを聞く日本に核武装させ、中国やインドなど保有国に対する
抑止力として利用しようとしているのが実態だ。(共同)    
(了)  021215 1456              
[2002-12-15-14:56]

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