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日本のメディアのほとんどが事件を無視した格好で、「朝日新聞」だけが軽い扱いで報じている。
しかし、フランスやデンマークなどの政府関係者が“白痴”と発言したのであれば、米国嫌いの為せることと言えるが、米国と一体であり、英国の強い影響下にあるカナダ政府関係者の発言であれば極めて政治性が高い。
端的に言えば、日本政府関係者がW.ブッシュ大統領を“白痴”呼ばわりしたのと同等の意義がある。
“白痴”発言は、カナダのクレティエン政権の対ブッシュ政権観の反映と考えることができ、W.ブッシュ政権を“同盟国”がどう見ているかを読者や視聴者に知らせる重要情報である。
カナダのクレティエン政権が“確信犯”だと言えるのは、
● 木村氏が紹介してくれた「朝日新聞」記事の「クレィエン首相は会見で「彼女はいつもジョークで「うすのろ」と言うんだ。僕もいつも言われている」と報道官をかばい、辞表を突き返す考えを明らかにした。
stupidならジョークで言うというのはなんとか受け入れられても、moronという言葉をジョークでいうことは、moronの人でない限りないだろう。
自分もmoronと言われるんだと言ってまで報道官をかばうのは、報道官に非はない、W.ブッシュ大統領はmoronと言われても仕方がない人物と確信しているからと推察する。
● moron発言が問題化した直後も、カナダのクレティエン首相は、「ブッシュ大統領は私の友人だが、“白痴”ではない」と釈明記者会見を行った。
これを聴いたときも、クレティエン首相は弁護になっていないことを話していると感じた。
「ブッシュ大統領は私の友人だが、“白痴”ではない」という釈明だと、moronではないがstupidだと言っているように聞こえる。
クレティエン首相が、W.ブッシュ大統領をそれなりに評価しているのなら、「ブッシュ大統領は私の友人だが、賢明だと思っている」とくらいは語ったであろう。
※ 英国議会の「イラク攻撃には新たな国連決議が必要」という議決も報道が見あたらない。
日本のメディアの“おかげ”で、日本国人の多くが、「ブッシュ大統領は民主主義と自由にために果敢に戦っている正義の人」や「イラク攻撃は世界中が支持している」といったイメージが定着しないことを願っている。