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外務省の田中均アジア大洋州局長、平松賢司・北東アジア課長は24日まで中国を訪問し、日朝国交正常化交渉について、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)当局者と非公式に協議した。10月末の正常化交渉後、両国の交渉当事者が直接接触するのは初めてで、田中氏らは25日、福田官房長官らに報告し、今後の対応を協議する。
関係者によると、協議では、次回交渉の開催条件や拉致問題などの懸案について、日本側の考えを改めて伝えた。日本側は交渉について話し合う事前協議を北朝鮮側に打診しており、この点も話し合ったとみられる。
外務省幹部は24日夜、「難しい状況だ」と説明しており、拉致被害者5人の家族を日本に呼び寄せる問題などで具体的な進展はなかった模様だ。ただ、政府は「対話のチャンネル維持が大切」としており、12月上旬の次期交渉開催を念頭に、北朝鮮への働きかけを続ける方針だ。
田中氏らは23日に訪中し、24日に大連から帰国した。福田長官や安倍晋三官房副長官に電話で状況を伝えたが、25日に改めて首相官邸で詳細に報告するという。 (23:41)