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(回答先: 「アフガンジハードニュース」を裏付ける『ニューズウイーク日本版11・27』の記事 投稿者 あっしら 日時 2002 年 11 月 22 日 22:03:38)
早くも一年を超した、第二次アフガニスタン戦争の現在の情況について、木村愛二が、「またもや、私の予言が的中」と書いているみたいだね。しかし、木村が、この戦争について、どんな予言をしたと言うのか、疑問だね。木村は、アメリカが、アフガニスタンで一敗地に塗れると、明言した訳でも無いがね。そもそも、戦争を「予言」の対象だと考えると言う事からして、「防大」出の人間らしいね。これが、防大や東大を出て、大メディアに在籍した人間の言う事なのだから、日本の「安全保障」が大人のオモチャに過ぎ無い情況も、うなずけるね。
木村愛二は、一年前の今頃は、人類はその欲望の為に滅亡するだろうと言う程度の悲観論を並べていた筈だね。それは、馬齢を重ねた身で、只の「泣き言」を並べていただけだ。つまり、彼は、何ら「予言」などしてい無かった筈だね。そもそも、木村のように、オレが戦争の帰趨を「予言」したなどと言い立てる事自体が、世迷い言に過ぎ無い。
戦争は、非情な情況ではあるが、あくまでも現実世界の問題だね。そこに、神がかりのような「予言」が入り込むような、余地は無い。日本人は、今でも、そこの所が良く理解できてい無いね。防大出の人間が、いざとなれば、「予言」か八百万の神様か「神風」でも頼みにすると言うのでは、日本の防衛庁もこれまででね。
尤も、アフガニスタン侵攻が、アメリカ軍にまたしても「危機」をもたらした事は、間違いが無い。ニセの「米軍無敵」伝説が、またしても崩壊してしまったのは事実でね。しかしそれは、一年前の時点で、あれこれの根拠から、「予測」され得た物に過ぎ無い。そこに、「予言」などの入り込むような余地は、丸で無いのでね。
一年前、はじまった当時から、アメリカ軍のアフガニスタン侵攻は、ベトナム化するだろうと指摘されていた筈だね。しかし、阿呆なダブヤ政権と、その衛星諸国政府は、その予測を無視してアフガンに突入した。今や、そのつけが回ってきたのだね。驕慢のつけは、払わねばなら無い。「無辜」の民衆を殺戮すると言うのは、アメリカとその衛星諸国が、アフガニスタンでして来た行為の事だしね。
アメリカの衛星国と言うのは、イギリスなどの英語圏だけで無く、日本も含まれるね。そして、アメリカとその衛星諸国では、胡散臭い人間たちが、アフガニスタン空爆は湾岸戦争の時よりもスマート爆弾を多数使ったので、侵攻がすんなり成功したなどと語っていた。これなどは、アメリカ・ペンタゴン広報官のリーク情報を、受け売りしただけの欺瞞情報だがね。日本でも、カツラをかぶった軍事評論家と揶揄される者や、絵本作家に転職すると表明した筈のヒゲの軍事評論家が、この手の欺瞞情報を、テレビを通して発信した筈だね。しかし、アメリカ空軍の「B52」からは、スマート爆弾などは、投下され無いのだがね。
こうして、またも、「エアー・ボンバードメント空爆」と言う名の戦争犯罪が、糊塗されたのだったね。つまり、軍事的標的以外に、爆弾は落とされてい無いと言う、情報操作がされたのだね。そして、アフガン戦争は「クリーン」に終わったと、報道されたね。カブール陥落やカルザイの議長就任とあわせてね。しかし、それは、本来の「アフガニスタン戦争」のはじまりに過ぎなかったのだね。
こうして、第二次アフガン戦争は、ゲリラ戦争となり、今まで継続されて来たのだね。しかし、木村愛二などが、アフガン・ゲリラの戦争継続能力を知っていたとは、思え無いね。木村が、何らかの「予言」をしたとも言えないだろうと言う所以だね。木村のように、タリバン政権の資金力も知らない者に、何の戦争予測も、あり得ない。
アメリカとその衛星諸国の戦争犯罪は、今でも、続いている。無差別空爆の戦争犯罪者、と言うよりか、「人殺し」どもは、今でも処罰されてい無いね。その戦争犯罪人の中には、アメリカのアフガン侵攻を支援する、日本の自衛隊や政治屋も含まれるのだね。しかし、悪事のつけは、必ず回ってくるだろうね。日本国民は、アフガン戦争に協力する防衛官僚やら政治屋やらを、国家権力の乱用から追放する義務があると言う所以だね。
そして、これ程までに、貧困国の無辜の民衆を殺戮した「文明諸国」には、未来の世界を指導する権威も資格も、無い。これは、アメリカだけの事では無いね。日本人も、小泉などを擁護する限り、この「没落」諸国に含まれるしね。アフガン戦争だけで無く、イラク侵攻にも協力すると言う日本人やその政府が、アメリカと共に、世界の未来から取り残されるのは、故無き事では無い。石油すら、日本には、回ってこないだろうね。
アメリカとその衛星諸国によるイラク侵攻も、アフガン侵攻と同じ運命をたどるね。これは、防大「中退」の木村愛二などが言うような、「予言」では無い。既に知られている、あれこれの根拠に基づく、「予測」だね。イラク侵攻で、アメリカとその衛星諸国は、大きな痛手を蒙る事は、間違いが無いのでね。
この掲示板に出ている、イラクが密かに、ウクライナからそのパッシブ・レーダーを輸入していたと言う事も、こういう「予測」を根拠付ける物だろうね。www.asyura.com/2003/war19/msg/324.htmlの「ウクライナがイラクに航空機探知装置を売却した」と言う記事だがね。航空機探知装置なる物は、ソ連が力を入れていたパッシブ・レーダーの事らしいからね。
ウクライナは、ソ連から、「無一文」で独立した国だね。その貧困問題を見越したNATOは、これと協力関係を結び、金を与えながら、利用してきた。ウクライナは、NATOがロシアを南から牽制する為の、一つのテコとして利用されていた筈だしね。ウクライナにとり、すべては、金の為だったのだがね。
しかし、ウクライナは、NATOと協力しながら、実は裏で、NATOを騙していたらしいのだね。ソ連圏は、ソ連崩壊の直後から、食糧不足や金融破綻に見舞われていた。それを良い事に、NATO諸国から食い物にされて来たと言う情況にある。その情況からすると、ウクライナのこの「しっぺ返し」も、理解できなくも無いね。一概に、ウクライナばかりを責められないと言う事だがね。食糧援助や重油援助でもって、北朝鮮を顎で使おうかと言う、日米間などの考えも、NATOと同じ阿呆な考えだと言う所以だね。
イラクが、ウクライナからこのレーダーを輸入したいきさつは、不明なままだね。ウクライナが、本当に、国連制裁を無視して輸出したのかどうかも、未だに不明みたいでね。アメリカとイギリスは、軍の専門家をウクライナに派遣したものの、確実な証拠は発見でき無かったらしい。しかし、1999年のNATOによるユーゴスラビア侵攻と「F117ステルス攻撃機撃墜」と言う「実績」を考えれば、イラクの「商品選択眼」は、正しいね。
ソ連系のパッシブ・レーダー技術が、アメリカとその衛星諸国の最新型「ステルス戦闘機」や「ステルス爆撃機」にとり、最大の「天敵」である事は、間違いが無いね。ユーゴで、F117が撃墜された最大の原因も、そこにあるみたいでね。となると、アメリカが、イギリスやディエゴ・ガルシアからイラクに侵攻させると称する最新鋭B2「ステルス」戦略爆撃機も、イラク防空軍のパッシブ・レーダーに捕らえられ、その「実験台」となりかねないのだね。
パッシブ・レーダーは、自らは電波を発射せず、軍用機が照射するレーダー波を捕捉し、その侵入機を発見すると言うシステムだね。これは、アメリカとその衛星諸国が得意とする、対レーダー・ミサイル「HARM」では、探索も破壊もできないらしい。となると、アメリカと衛星諸国の繰り出す「ハイテク」戦闘機とやらが、イラク防空軍により無力化され、逆に、哀れな標的となりかねない。アメリカのイラク侵攻計画なる物は、すでに、躓いていたのだね。
このレーダーがあるだけでも、アメリカの描いたイラク侵攻と「民主化」計画なる物は、只の「夢」に終わりかねない。アメリカとその衛星諸国が頼みとするのは、つまる所、空軍力であり、「空爆」だけだからだね。超強力な核兵器で「空爆」する事ができない情況である限り、アメリカとその衛星諸国は、「イラク空爆」計画その物において、一敗地に塗れる。イラクは、アフガニスタンとも、また条件が違うと言う所以だね。
日本人が、「人殺し」の小泉などを戴いたまま、「元民主国家」に過ぎ無いアメリカの「手下」となり、その阿呆丸出し「世界戦略」のポーンを務め続ける限り、日本人は、世界の負け組になる。それは、最早確実な「予測」でね。ブレジンスキーによって「ひ弱な花」と呼ばれた、日本と日本人は、世界の「敗残者」となるべきなのか。あるいは、いよいよ、ブレジンスキーやダブヤやらの阿呆丸出し「世界戦略」と一線を画し、遅まきながらも「勝利者」の一員となるべきなのか。それが、今日本人が直面する「クエスチョン」なのだね。