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(回答先: Re: また落ちるカモ 投稿者 日時 2002 年 11 月 21 日 23:14:58)
そもそも、日本の国産ロケットで打ち上げると言う事からして、信頼性の無い「偵察衛星」みたいだね。日本の宇宙開発事業なる物は、既に多額の損失を出している。国産ロケットなる物が、只の「打ち上げ花火」に過ぎ無いと言う揶揄も、既に定評となっているのでね。
日本では、国産ロケットのH2型が、打ち上げの度に爆発し手いるね。その為、「ペイロード」として打ち上げた筈の高価な衛星が、「粗大ごみ」に成り果てているね。今度の「偵察」衛星も、同じ運命をたどる可能性が高いだろうね。
この衛星は、北朝鮮の「テポドン・ミサイル」の脅威に対抗して計画された物だったね。ミサイルの脅威に対抗すると言うよりか、北朝鮮あたりを「偵察」する為の衛星でね。それも、安全保障の為だと言う理窟付けだったがね。しかし、この「情報収集衛星」計画も、北朝鮮が「テポドン」で人工衛星を打ち上げたと認めた上での対策だったみたいだね。
4年前になるか、日本政府は、テポドンが「ミサイル」だと騒動を繰り広げた。日本のメディアだけで無く、肝心の政府と防衛庁までが、浮き足立っていたがね。しかし、日本政府も、アメリカ政府から、テポドンは軌道上に衛星を乗せたのだと知らされた。
日本政府では、その衛星は北朝鮮の偵察衛星だと疑いはじめ、日本も偵察衛星を打ち上げようと、はじまった計画だと言う事でね。つまり、日本の防衛庁や自民党「国防部会」も、「テポドン」が人工衛星の運搬手段だと言う北朝鮮の発表を、内心認めざるを得なかったのでね。
しかし、あれから何年も経ったと言うのに、ようやく「国産偵察衛星」を打ち上げると言う報道も、日本の技術力の低迷振りを宣伝するようだね。気の抜けた話と言う事だ。これで、北朝鮮が、日本の「偵察活動」を恐れるとも、思え無い。単なる税金の無駄使いに終わるだろうと言う所以だね。
http://www.asyura.com/2003/ishihara2/msg/106.htmlの記事によると、「独自の旅客機開発アピール」との石原慎太郎都知事のパフォーマンスがあったらしいね。しかし、これなどは、「国産偵察衛星」なる物と、軌を一にする税金の無駄使いだがね。日本を「武装解除」した連合軍、と言うよりか、アメリカ軍は、今に至るまで、日本が「独自」の航空機技術などを持つ事を許してい無いからね。
それは、偵察衛星なる物についても、同じ事だね。石原は、「ノーと言える日本」からこの方、日本国産の軽量戦闘機を自賛して、国産戦闘機は翼がたつエトセトラと言うような、根拠の無い宣伝を繰り返したね。その夢は、アメリカが「日米共同開発で無ければ駄目だ」として潰して、F2が生まれたね。日本独自の旅客機なる「夢物語」も、F2と同じ運命にしかなら無いのだね。それに逆らえば、アメリカは、必ず牙を剥くだろうね。
そして、「国産」偵察衛星なる物が撮影する写真も、その「分析専門家」がいなくては、只の写真に過ぎ無い。日本には、その手の「専門家」が、い無いのだからね。まさか、自民党国防族などの「族」程度の連中に、それをやる能力がある筈も無いね。その専門家は、日本防衛庁にも、い無いのでね。しかし、日本人には、偵察写真分析なる物が特殊な専門分野である事さえ、よく理解できてい無いみたいだね。1990年の「湾岸危機」この方、日本の低俗ニュース番組などは、素人もどきの人間に偵察写真を勝手に「分析」させてきたしね。
アメリカ政府では、日本がその種の「専門家」を養成する事を容認し無い筈だね。そもそも、アメリカが日本を「武装解除」した以上は、「日本独自の情報収集活動」なる物を、認める理由が無い。日本の自衛隊も、アメリカ軍の「手下」として働く限りで、その存在が許されているのに過ぎ無い。日本が打ち上げる偵察衛星なる物は、只の「大人のオモチャ」に過ぎず、日本国民の税金の浪費に終わると言う所以だね。
そして、ダブヤが宣言した「イラク武装解除」なる物は、イラクと言う「国」を無くそうと言うよりか、その自決権を奪おうと言う計画だね。その限りでは、昭和日本が受けた占領政策を、イラクにも概ね適用できる。尤も、その武装解除や民主化政策なる物は、ニセモノではあるね。その手の「武装解除」によって、イラクが民主化される事も、あり得ないのだね。
アメリカ政府は、イラク侵攻が成功した「暁」には、日本を占領した「敗軍の将」ダグラス・マッカーサーの占領政策と同じ政策を取りたいと言うね。そうであるからには、イラクは、「民主化」されるには程遠い。せいぜい、日本並みの腐敗した政治制度が生まれ、政治屋の汚職が蔓延り、警察官と検察官までが公然と犯罪を働き、国会議員暗殺事件が闇から闇に葬られるといった、その手の「似非民主国家」を作ると言う程度の結果になるね。それならば、アメリカの占領は、百害あって一益無しでね。
日本のような、似非アメリカ国家が中東に出来ても、中東地域の民主化には程遠い。ダブヤの政府は、その阿呆な政治計画を、イラク侵攻計画に取って付けた。しかし、それがイラクや中東各国に受け容れられると考えるのは、甘過ぎたね。その手の似非民主国家は、日本だけで沢山だと、アラブ人も考えるだろうからね。イラク人も、サダム・フセインが指導者失格でも、長男のウダーイ・フセインに期待できると考えているみたいだからね。イラクは、外国政府に、「民主化」をお願いする程、困ってはい無いね。
ダグラス・マッカーサーは、もともと、「敗残の将軍」だったね。それが、彼をして、その後の日本占領政策を誤らせる結果となったね。彼ほど、日本人を恐れたアメリカの将軍もい無いしね。マッカーサーは、日本の占領政策を他の人物に委ね、自らは引退するべきだったと言う所以だね。
その彼の下で、日本の民主化なる物が失敗したのは、故無しとし無いね。「敗軍の将は兵を語らず」と言うのは、この事でね。彼が、その後の朝鮮戦争で更に墓穴を掘り、ついに解任され日本を去ったのも、至極当然の結果だった。そして、戦後日本は、似非民主国として、或いはアメリカの衛星国として、再出発したのでね。今の日本が直面する数々の問題は、どれもその「似非民主化」のつけが回ってきた物だと言えるね。