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(回答先: 中・東欧7カ国加盟を決定 NATO首脳会議 [共同通信] 投稿者 あっしら 日時 2002 年 11 月 21 日 19:58:22)
【プラハ21日=鶴原徹也】北大西洋条約機構(NATO)は21日、チェコのプラハで首脳会議を開き、旧ソ連圏7か国の2004年の同時加盟を全会一致で決めた。NATOはこの東方拡大で26か国体制となり、欧州の安全保障体制が強化されることになる。首脳会議はこのほか、域外への緊急展開が可能なNATO即応部隊の創設でも合意した。
新たに加盟するのはルーマニア、ブルガリア、スロバキア、スロベニアと、旧ソ連の一部だったエストニア、ラトビア、リトアニアのバルト3国。
旧ソ連圏としては1999年のポーランド、チェコ、ハンガリーの加盟に続くものだが、旧ソ連の一部の加盟は初。7か国同時加盟は、1949年に12か国体制で誕生したNATO史上最大規模の拡大となる。
ロバートソンNATO事務総長が会議冒頭、7か国の政治・軍備改革の進展を評価し、「加盟への準備が整った」として招へいを提案、現加盟19か国の全首脳が賛成した。
ブッシュ米大統領は「拡大で米欧同盟は強化される」と述べ、米国が欧州安保に関与してゆく姿勢を確認。ブレア英首相はNATOがロシア国境まで領域を広げることについて、「欧州の安定の拡大はロシアにとっても戦略上の利益になる」と指摘した。
NATO即応部隊は地球上のどこにでも「5日から30日以内」に展開できる、約2万人の精鋭部隊で構成。2004年10月に初演習を行い、2006年10月までに配備の方針だ。
(11月21日21:59)