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チェコ訪問中のブッシュ米大統領は20日、プラハで開催中の学生会議「プラハ大西洋学生サミット」で講演し、イラクのフセイン政権について「大量破壊兵器の存在を否定すれば、彼は最終段階に入ることになる」と述べた。国連安保理決議に基づき、イラクが12月8日までに報告する義務を負う大量破壊兵器のリストで、イラクが同兵器の存在を否定した場合、フセイン政権打倒を目指す可能性を示唆したものだ。
ブッシュ氏は、フセイン政権が国連査察団の先遣隊に査察への協力を表明したことについて、「こうした話は過去にも聞いたが、何度も破られてきた」と指摘。査察への協力を表明する一方で、生物・化学兵器の存在を否定しているフセイン政権に対し、「偽りとごまかし、否定の駆け引きは終わった」と言い切った。そのうえで、報告の遅れや反抗的対応があれば、「最も厳しい結果を招く」と警告した。
ブッシュ氏は、北大西洋条約機構(NATO)が直面する新たな脅威について、「テロ」と「無法国家によって製造された生物、化学、核兵器の拡散」を挙げ、なかでも、過去に自国民に化学兵器を使ったフセイン政権を「特異で危急の脅威」と指摘した。大量破壊兵器に関する包括的で検証可能な武装解除に同国が自発的に応じない場合、「武力によって達成する」と明言した。
(10:18)