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来日中の世界食糧計画(WFP)のジェームズ・モリス事務局長が20日、朝日新聞のインタビューに応じ、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の食糧事情について、「各国からの食糧支援が不足しているため、来年にかけて400万人の子どもが餓死する恐れもある」と述べ、人道的な見地からの支援を呼びかけた。
モリス事務局長は先週、北朝鮮を訪問。病院や孤児院などを訪ねた。
当初、WFPは今年の北朝鮮への食糧支援計画を640万人強を対象に計61万トンとしていたが、各国からの食糧は11月までに半分しか届いていない。11月には約300万人、来年1月にはさらに約150万人への供給を見送らざるをえなくなりそうだ。
支援食糧が末端まで行き渡っているかについて、モリス事務局長は「WFP管理分は二重チェックしており、ほぼ確実に行き渡っている」と述べた。到着した食糧は、まず支援国の名札をつけた袋に入れ各地域の拠点までWFPの監視のもとに運ばれる。その後、各家庭や孤児院などをスタッフが訪問して実際に対象者が食べたかどうかチェックする。昨年は25人のスタッフが約4170回訪問調査したという。
モリス事務局長は「北朝鮮に対する日本の複雑な立場は理解しているが、飢えた子どもらは政治とは無関係であり、日本のみなさんも一人の人間として考えて欲しい」と話した。
(19:34)