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【エルサレム20日=当間敏雄】来年1月のイスラエル総選挙へ向け、主要政党の中道左派、労働党の党首選が19日、行われた。即日開票の結果、党内左派で和平再生を訴えるアムラム・ミツナ氏(57)が現党首のベンエリエザー前国防相(66)、ラモン元首相府相(57)の2候補を破って、新党首に決まった。
ミツナ氏は「労働党は新たな道を歩み始めた。国民に真の選択肢を提示する」と勝利宣言した。
党選管によると、開票率12%現在の各候補の得票率はミツナ氏62%、ベンエリエザー氏28%、ラモン氏9%。ミツナ氏の地滑り的大勝が確実となった。
ミツナ氏はイスラエル第3の都市ハイファの市長。パレスチナ自治政府との無条件の和平交渉再開やガザ地区内など大半のユダヤ人入植地の撤去、ヨルダン川西岸とイスラエル本土の分離などを公約している。党内左派ながら中央軍管区司令官も経験した軍歴30年の元軍人で、今年8月に党首選立候補を表明して以来、変化を求める党員らの支持を集めてきた。
労働党は昨年3月に発足したシャロン連立政権に加わって以降、党内右派のベンエリエザー党首のもとでシャロン首相の対パレスチナ強硬路線に同調するなど右寄り姿勢を強め、独自色を喪失したとの指摘が出ていた。ミツナ氏の勝利により再び和平再生路線へと軌道を修正、来年1月の総選挙へ向けて党勢立て直しを図ることになった。
(11月20日10:44)
★ 労働党メンバーもシオニストだが、ミツナ氏が圧倒的な差が勝利したということは、現在の対パレスチナ政策に辟易している国民が左派系を中心に増えているとうことであろう。