現在地 HOME > 掲示板 ★阿修羅♪ |
|
国際問題は面白く、その分、真相は良く分かりません。ここ数日でも、本当はどうなのか、という情報が乱れ飛んでいます。例えば、ウォーターゲート事件報道で有名なボブ・ウッドワードがアフガン・イラク問題で揺れる米ホワイトハウスの内幕のルポを発刊したこと。近く完訳が出るでしょう。陰謀説や「やらせ説」には全くコミットしていないでしょうが、それでも、ネオコンサバとパウエルらの対立は生ナマしく描かれていることでしょう。ダブヤが本当は(世評で言われているより)賢いのかどうかもわかるでしょう。米国在住で英語も堪能そうな「超青空」さんあたりに、抄訳を投稿してもらえれば、と思います。
それから、9.11の実行犯(とされている人たち)のうちサウジ国籍の15人のパスポートがサウジのジッダの米領事館発行になっているが、ここは、CIAの巣だ、という情報。「泳がせ」を匂わす情報ですが、15人が全くアタックに関係ない冤罪ならともかく、CIAの指示で全員が命を捨てて、WTC等に突っ込むとも思えません。1人位は「両親や子供の面倒はみるから」といったサゼスチョンで、命を的にした「特攻」をするかも知れませんが、全員がCIAに踊らされていた、というのはちょっと理解し難いところもあります。つまり、この情報が何を意味しているのか、は小生のレベルでは、完全には分かりません。
また、生存が確認された(?)オサマ・ビンラディンがアフガンやパキスタンのトライバル・エリアに”潜伏”しているのではなく、イエメンに潜んでいるのではないかねという情報。アフガンからの脱出路には、イラン寄りの海岸部から逃げたのではないか、という推測。ここは、クルド人ほど著名ではありませんが、やはり謎に満ちたバルチ人が居住する地域で、外国人はほとんど「立ち入り不能」な地域だそうです。このバルチ人については、田中宇さんが最初に取り上げ、ちょっと前に出版された米国のイラク史研究家の女性学者の、フセインとアルカイダのつながりをまとめた本にもかなり詳しく記述されていますが、寡聞にして、小生はこの民族のことは、これまで全く知りませんでした。日本人で研究している人はいるのかしらん。
このように、9.11を端緒にする動きだけでも、よく分からないこと、全く知らなかったことのオンパレードです。世界は奥が深いというか、こちらが無知すぎるというか。アサヒコムの国際戦略コラムでは「イラク問題で、最終局面で、ダブヤがパウエル寄りになったのは、パウエルの国民的人気の高さを重視したためで、次期大統領選でも、パウエルがキーパスンだろう」と指摘、これに反発するのが、スワイガートらキリスト教ファンダメンタリスト系のテレビ伝道師(エバンジェリスト)で、共和党右派を取り込んでの「右からの揺さぶり」も始まっているそうです。錯綜する情報を読みこなすだけでもシンドくなってきています。それだけ世界が激動しているせいでしょう。