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(回答先: 「北朝鮮、核起爆実験をすでに実施」 投稿者 中央日報 日時 2002 年 11 月 18 日 09:53:21)
日本メディアの「北朝鮮」報道は、一年近く前に起きた中国船撃沈事件からこの方、過激化の一途をたどって来たね。この事件を、「北工作船」だとか「暗号通信」だとかと報道させたのは、日本の海上保安庁と商業メディアだ。その狂奔振りは、傍目から見ても、既に「報道」の限度を超えていたね。つまり、これは、情報操作なのだね。
この事件で死んだ中国人の遺体は、今でも引き上げられてい無い。その割に、あれこれの武器なる物が、発見されたと発表されるらしいのだがね。もっとも、それに惑わされ、思想統制されるような国民ならば、日本人は、最早その存在理由も無い。戦争という事態に巻き込まれ、騙され続けるような民族や国民は、いつまで経とうとも「主権者」にはなり得ないだろうからね。
しかし、日本では、自称「真相追究」のメディアである「噂の真相」を筆頭とし、旧「文芸雑誌」の文芸青年崩れ達が、これは北朝鮮工作船だと報道し続けている。そして、北の脅威なる物をあおり続けているのだね。それも、そろそろ、いい加減にするべき時だがね。日本は、一年足らずの北朝鮮との緊張関係にすら、良く耐えられない国民なのだしね。
日本では、先週木曜日14日の時点で、まだ店頭に並んでい無い「週間金曜日」の記事について、報道の事前検閲と言うべき騒動が起きていたのだね。時の最高権力者を始めとして、政治家やメディア人といった周辺人物たちが、報道の検閲に当る行為を公然と始めたらしいのだがね。そして、この検閲行為を後押ししたのは、大手新聞の読売新聞サイトなどだ。報道の自殺行為と言える問題だから、その記事全文を引用して見ると、こうあるのだね。
「曽我さん家族の記事で首相が「週刊金曜日」批判
小泉首相は14日、週刊誌「週刊金曜日」が北朝鮮による拉致被害者の曽我ひとみさんの夫と子供のインタビュー記事を掲載したことについて、「報道の自由をタテに報道される人の迷惑を考えていない」と批判した。首相官邸で記者団に語った。福田官房長官も同日の記者会見で、「慎重に取材し、報道する姿勢が求められている。ただ、単に取材、報道すれば良いということであってはならない」と指摘した。また、曽我さんの娘が同誌の記事で、「政府の人が『お母さんを責任を持って10日で帰す』と言ったのに帰って来ない」と述べたことに対し、中山恭子・内閣官房参与は14日、曽我さんの娘と会ったことを認めたうえで、「私は平壌にいる時、10日という数字は頭になかった。週刊金曜日が(北朝鮮に)利用されたのだろう」と記者団に語った。(11月14日22:18)」
この記事を掲載した読売の方も、自己の記事の異常さに、気付いてい無いみたいだね。もちろん、小泉や福田など、中国船撃沈事件の「人殺し」どももだがね。政治家や代議士が、まだ売られてい無い筈の雑誌記事をあれこれと非難するのは、小泉くらいのものなのだがね。これを、権力による報道の検閲と言う。
流石の失言屋森総理の時代ですら、報道の検閲は、無かったね。とりわけ、内閣官房参与の中山某と言う女流官僚に至っては、外交交渉の場で、何と虚言を弄したらしい。これは、日本の外交政策が、国際的ステーツマンに相応しい物で無いと言う証拠だね。そして、外交上の虚言やら、首相や官房長官やらの立場にある政治家が検閲行為を働くと言う事は、先進国の政府でも、不審な目で観察しているだろう事の筈でね。
小泉や福田の行為は、報道の自由を歪めてとらえ、報道を非難する物だね。あの誹謗中傷癖の木村愛二が、私的事情のからみで、本多勝一や週刊金曜日を非難した事も、それに似ているだろうがね。つまり、小泉や福田と言った連中は、木村愛二と同程度の人間性を持つ、似非政治家だと言う事だね。
報道の自由を、「人の迷惑」をタテにして歪めようと言う小泉の発言は、新聞サイトが後押しして良い物では無い。「単に取材、報道すれば良いということであってはならない」という福田の言い分には、「色々事情があるから」と言って政府の対北政策批判をかわそうと策した、福田の裏の意図も伺われる。福田の言うような「事情」に拘泥せず、「単に」取材し報道するのが、メディアたる物に求められる任務なのでね。それすらわきまえてい無い輩が、今の日本政府と「機密費」を預かっている。これでは、日本がおかしくなら無い筈が無いね。
小泉は、自分の「口利き疑惑」を週刊誌に取り上げられているので、それが「迷惑」だと言いたいのでは無いかね。いろんな「裏の事情」を抱えている福田も、それは同じ事だね。尤も、首相たる者が、汚職の疑惑を記事にされていながら、それを「迷惑」呼ばわりしてかわそうとするのは、無責任の極みでね。小泉や福田やその官僚どもには、一挙手一投足の監視が必要だと言う所以だね。
別の掲示板には、「週金」が発表した記事のコメントが引用されているね。http://www.asyura.com/2003/bd21/msg/108.htmlの記事によると、日本のマスメディアには、「北朝鮮の策略に乗る結果になる」などと称し、報道を自粛せよと迫る阿呆がいると言うのだね。しかし、「策略に乗る」とは、日本のメディアが、小泉や福田や海上保安庁長官やらと共に、かねてし続けている行為の事だがね。
今でも、日本メディアは、中国船撃沈事件の真相すら、丸で報じてい無い。それでいながら、北朝鮮の策に乗ると言うのは、噴飯物の言い草でね。「週金」が伝えるインタビューは、小泉や福田の立場を危うくしこそすれ、日本国民の利益を損なうような物では無い筈だね。これ程までに、「人殺し」の小泉や福田をメディアが擁護する理由が、不明だね。あれは本当の撃沈で無く、始めから架空の映像だったんですとでも言うのなら、理解できなくは無いがね。
「週金」記事によると、元米兵ジェンキンスは、韓国から自分の足で北朝鮮に渡ったと証言しているみたいだね。そして、彼は、「ラチ誘拐」されたので無く、陸路を北朝鮮に亡命したと言う点が、衝撃的なのだね。そして、「エリート」として、平壌で良い生活をしていると言うのだね。この手の証言が、日本政府やアメリカ政府のプロパガンダにとり、「利益を損なう」物である事は、間違い無い。これは、日米韓にとり、反北朝鮮プロパガンダを無力化されるに等しい記事だろうからね。
そして、この手の「陸路亡命」の証言が報道されると、南朝鮮では、法律で禁止されている北への亡命が簡単に出来る事が国民に知れわたるね。南朝鮮は、日本より拉致事件を大々的に取り上げているから、それは重大な影響を生む。この手の事実が知れ渡ると、南朝鮮の行方不明者に関しても、「北に逃亡した」のかも知れないと噂されるからね。日本人のケースは別として、大陸では、「亡命」と「ラチ」とは紙一重なのでね。
「週金」の声明で言う事には、もう一つ重要な事があるみたいだね。それは、「拉致の犠牲者とその家族の方々が今後どこに住み、どう生きるかというようなことは、政府や家族会といった第三者ではなく、かれら自身が決めるべきことです。」と言う点だね。先週の時点で、日本の小泉は、一時帰国の5名の日本人を「北朝鮮には戻しません」と、公に声明しているらしいからね。「週金」は、これにたいし、敢然と挑戦したと言って良いみたいだね。
しかし、小泉と言う男は、阿呆丸出しの男だね。この小泉と言う男は、自分の立場を知らない輩だったと、日本の歴史に残るだろう。小泉などが、5人を戻さないなどと、勝手に決定できる立場では無い。大学卒業すらすんなりできないような男が日本の権力者になったりすると、この手の対外紛争が多発する事になると言う事だね。小泉などのような政治屋は、その口利き疑惑を追及し、早々に退陣に追い込んでしまうべきだと言う所以だね。