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【エルサレム18日=当間敏雄】イスラエル航空当局によると、テルアビブ発イスタンブール行きエルアル・イスラエル航空581便の機内で17日夜、飛行中に、ポケットナイフを持った乗客の男が操縦室に侵入しようとして機内の警備要員に取り押さえられた。
同機は無事にイスタンブール空港に着陸、男はトルコ当局に身柄を拘束された。ハイジャック未遂事件と見られる。
イスラエル放送などによると、男はアラブ系イスラエル人で、女性の客室乗務員をナイフで刺そうとした後、操縦室に向け走り出したという。同機には乗客約170人が乗っていた。イスラエル治安当局は、厳重な空港警備体制下で、なぜナイフを機内に持ち込めたのか、男の背後関係などとともに調べている。
エルアル航空は、1970年代からパレスチナゲリラのハイジャックやテロの標的となってきた経験から「世界一厳しい」とされる保安体制で知られ、機内には必ず私服の警備要員が同乗、操縦室も2重ドアで仕切られている。(読売新聞)
[11月18日10時43分更新]