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ジェッダはサウジアラビアで政経第2の港湾都市だ。ここにアメリカ領事館がある。国務省(外務省)から1987年から派遣され,クビになる89年までそこでアメリカ入国ビザの発行業務を担当した人物のインタビューは非常に興味深い。
そこは,彼を含む3人のみが、国務省職員で,残りの15人から20人は全員首都ワシントンDCから派遣された中央情報局はじめとする情報局要員だったという。もちろん彼らは国務省職員を装って施設内に座っており,情報局の看板などあるわけではない。米国入りしたいひとは、海外にある米国大使館領事部か米国領事館に行ってビザの申請をする。この領事館にももちろんいろいろな国の人がビザを申請にやってくる。国務省の基準からいうと、とてもビザを発行できない怪しい人物がいくらでもくる。ところが、情報局要員とその上司の介入横槍はひどいもので、基準をみたさない特定人物にビザを発行するよう圧力をかけきたり、しまいには、ビザ申請書全てを彼がチェックする前に,情報局職員の側が優先的に目をとおし、彼の職責を奪って無理にビザを発給するような状態になったという。フィリピン人だパキスタン人だスーダン人だ、といかにも怪しい人物に圧力でビザ発行させられたケースは枚挙に暇がないという。
彼は嫌気がさしていたとき、本国に召還され、クビになった。自分がクビになった理由もふくめ、どうもこれはおかしい,とおもい、その後91年以降、この領事館の実態に詳しいジャーナリスト,及び,その領事館の彼以外の国務省職員に,その後のビザの発行における情報局側の横やりの実態を聞くと,さらに悪化していたことがわかったという。
彼の経験談からわかることは、まず、一般論として、米国在外公館というのは、所在地にもよるが外務省(国務省)としての業務に、情報局が合流しており,場所によっては実態として、情報局のオペレーションセンターとしての主機能をはたしている場合があるということだ。
次の一点が,情報局が横やりを入れて、特定の人物に情報局の事情でビザを発行しているということだ。で,問題なのだが、ロサンゼルスタイムズ紙によると,911事件の実行犯とされる19人のうち、15人がなんとこのジェッダの領事館からビザの発行を受けていたという。つまりこれらは情報局サイドの人間に事実上乗っ取られた査証発行セクションから発行された可能性がある、ということなのだ。19人中,15人がジェッダというのはやはり非常に不自然で,その可能性がある、とこの元職員はいう。
情報局側が、アメリカ国内でコマとして使いたい外国の人物は、どうやらこのように、特定の領事館に行ってビザ申請をうけるように直接ないし間接的に指示され、ビザが彼らの側の横やりで発行されるようだ。
考えられるのは,やはり911事件は,情報局側が察知関与して,テロ計画にあえてストップをかけなかった可能性,あるいは実行させた可能性があるわけだ。
危ない仕事をしてもらう操り人形や役者を米国という劇場への通用口で手招いているのは、査証部に入りこんだ情報局の人間だということだ。
このインタビューはテキサスのオースティンでカリスマ的な人気をほこるラジオトークショーホストアレックス=ジョーンズ(地元のテレビ部門のベストパーソナリティーとしても昨年選出されているジャーナリスト)の番組でのもの。そのトランスクリプトのアドレスは
http://www.infowars.com/transcripts/springman.htm
(ちなみに、日本の米国大使館からご招待などとしてお呼びがかっかってそこにでかける日本人はそこで自分が同席している人物が国務省の職員と思っていても,それが実は情報局の人間であり,一定の操作を受けている可能性がある事を常に心して,自分の発言にそうとう注意したほうがいい。もっといえば、米国大使館に呼ばれ話をさせられたり,話を持ち込まれたりした場合,基本的にそれは情報局側の人間と思って割り切り、覚悟を決めて話の内容や,彼らの誘いに,カウンターアクションをすること、自制することで、どうか日本の国益を失わないようご注意願うばかりである。)