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11/16 16:10 隣国政府が帰還を支援 コートジボワールの外国人 外信60
【ヨハネスブルク16日共同】西アフリカのコートジボワールで
起きた反乱軍蜂起で火が付いた移民排斥運動のため、同国で暮らす
外国人が母国に逃げ帰る動きが続いている。反乱軍の黒幕として名
指しされる隣国ブルキナファソ政府はこのほど、帰還支援に着手し
た。
反乱軍がコートジボワール北部を支配下に置く中、政府が掌握す
る最大都市アビジャンなどでは一九九○年代半ばから広がってきた
反移民感情が噴き出して暴力事件が多発。三百万人ともいわれるブ
ルキナファソ移民のうち、これまで三万人が自力で帰還した。
AP通信によると、ブルキナファソ政府は帰還支援に着手し、十
四日には第一陣六百人がバスで帰国。ナイジェリア人の避難も報じ
られている。
コートジボワールでは、九三年に死亡するまで国を率いた建国の
父、故ウフエボワニ大統領が積極的に移民を受け入れた結果、移民
が千六百万の人口の四分の一を占め、主産業のカカオ豆生産などを
支えている。
しかし、経済の低迷に伴い、コートジボワール人にとって移民労
働者は自分たちの職を奪う存在と映り、かつての移民への寛容さは
失われてしまった。
反乱軍の蜂起は十月に停戦が実現。周辺国が和平仲介の努力を続
けているが、交渉は難航している。
(了) 021116 1610
[2002-11-16-16:10]