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地下鉄、松本両サリンや坂本堤弁護士一家殺害など13事件で殺人、殺人未遂などの罪に問われたオウム真理教松本智津夫被告(48)=教祖名麻原彰晃=の第251回公判が13日、東京地裁(小川正持裁判長)で開かれる。
午前中はこれまで取り扱いが決まっていなかった証拠の採否があり、午後1時15分ごろから初の被告人質問が行われる予定。
検察、弁護側双方の立証はほぼ終わっており今後、被害者と遺族の意見陳述などを経て、4月24日に検察側が論告求刑する。1996年4月の初公判から約7年で審理は大詰めを迎えた。
松本被告は97年4月に殺人未遂1件を除いて、すべての事件で無罪を主張する意見陳述をした。しかし最近は弁護人や裁判長の呼び掛けにも反応せず、昨年3月にも意見陳述の機会があったが、首を振るだけで何も話さなかった。