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鹿児島県串良(くしら)町の知的障害者更生施設「みひかり園」で園生への虐待が繰り返されていた疑惑で、坂元続(つづく)園長(71)が50歳前後の男性入所者に対し、6年以上にわたり暴行を加え続けていたことを関係者が証言した。同園を立ち入り調査した鹿児島地方法務局も、こうした目撃が多数あることを把握している。
複数の園関係者などによると、この園生は坂元園長から一度に数十回も素手や棒のような物で殴られたり、足でけられたりする暴力を96年前後から頻繁に受けていた。
00年12月末には、夕食後の園の食堂で、坂元園長から顔面や頭部をげんこつで数十回殴られた。園生は「せんが、せんが(やめて、やめて)」と中止を懇願したり、逃げたりしたが、坂元園長は殴り続けた。ある職員は「目にお岩さんのようなあざが出来た」と話している。
一方、坂元園長は昨年10月末、職員の朝礼で、男性指導員がこの園生の頭部に原因不明の傷跡が複数あったと報告した際、「そういうのは書かんでいい」と看護日誌などの記録に残さないよう指示していた。園生は昨年12月から精神病院に入院している。
この園生への園長の虐待を度々目撃していた元職員は「入園してしばらくはとても元気だったのに、年を追うごとに体が弱くなっていった」と話す。
また、誰にされたかは不明だが、この園生が園内の屋根付き駐車場の支柱にロープで体を縛り付けられていたのも目撃されている。 【障害者虐待問題取材班】
[毎日新聞2月20日] ( 2003-02-20-15:01 )