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02/12 22:27 消防ホース放水、死なせる 副看守長を新たに逮捕 社会206
共同
名古屋刑務所(愛知県三好町)の受刑者死傷事件で、名古屋地検
特捜部は十二日、刑務官が二○○一年十二月、男性受刑者=当時(
43)=に消防用ホースで放水し、直腸などに重傷を負わせた後に
死亡させたとして、特別公務員暴行陵虐致死の疑いで、新たに主任
矯正処遇官で副看守長乙丸幹夫容疑者(46)=同町=を逮捕、刑
務所など数カ所を家宅捜索した。
受刑者は九九年十一月に府中刑務所から名古屋刑務所に移送され
て以来、計十一回保護房に入れられ、うち七回は革手錠を装着。最
長で八十日連続で収容されていた。
中山厚所長は記者会見で「被害者と家族におわび申し上げたい」
と陳謝。九九年以降に「病死」「事故死」とされた約五十人の受刑
者の死因を再調査する方針を明らかにした。
調べでは、乙丸容疑者は○一年十二月十四日、保護房で受刑者を
懲らしめるため、尻を露出させた上、消防用ホースで圧力がかかっ
た水を多量に放水。直腸や肛(こう)門に重傷を負わせ、十五日未
明、細菌性ショックで死亡させた疑い。
乙丸容疑者は容疑を否認しているが、現場にいた複数の刑務官の
うち、一部の刑務官は、乙丸容疑者による暴行を認める供述をして
いるという。
受刑者は独居房で大声を上げ、コップに汚物を入れてまき散らし
たなどとして、○一年十二月八日から保護房に収容された。十四日
、受刑者の尻に血液がついていたため診断した結果、肛門と直腸に
裂傷を負っていることが判明。所内で治療したが容体が急変し、十
五日に死亡した。
刑務所は、遺族に「自傷行為による腹膜炎で死亡した」と伝えて
いた。法務省も昨年、問題を取り上げた福島瑞穂参院議員に「自傷
行為で死亡した」と説明していた。
受刑者は強盗罪に問われ、九八年二月、東京地裁で懲役五年五月
の判決を受け服役中だった。
(了) 030212 2226
[2003-02-12-22:27]