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11日午後4時15分ごろ、埼玉県入間市下藤沢のアパート1階の空き室で、近くに住む無職男性(26)と若い女性2人が倒れ、死亡しているのを栃木県内の女子高校生(17)が発見、119番通報した。室内には七輪が4個置かれ、窓や部屋の入り口は粘着テープで目張りがされていた。狭山署は、3人は自殺志願者が集まるインターネットのホームページを通じて知り合い、集団自殺をしたとみて、女性2人の身元確認を急いでいる。
調べでは、3人は6畳和室で服を着たまま倒れていた。外傷はなかった。和室内にあった七輪の練炭は火が消えた状態だった。3人とも死後数日とみられ、一酸化炭素(CO)中毒で死亡したらしい。女性2人は寝袋の中で死んでおり、いずれも20歳前後とみられる。遺書などは見つかっていない。
発見した女子高生は同署の調べに対し「男性がインターネットで、この部屋で自殺する人を募っていた。男性と連絡を取っていたが、電話が途絶えたため心配になった」と話しており、栃木県から様子を見に来たという。玄関の鍵が掛かっていたため、窓から室内をのぞき、3人を発見した。
現場は西武池袋線武蔵藤沢駅から南西約700メートルの住宅街。アパート4室はすべて空室だった。
ネット絡みの自殺は、昨年10月には、東京都練馬区のマンションでも、ネットを通じて知り合ったと見られる男女2人がマンションの一室で自殺した。98年12月、東京都杉並区の女性(当時24歳)が、インターネットを通じて入手した青酸カリを飲み自殺、送付した札幌市の塾講師の男(当時27歳)もその後自殺したが、死亡後に自殺ほう助容疑で書類送検された。また00年10月には、今回と同様のホームページで知り合った福井県内の歯科医師の男性(当時46歳)と愛知県内の元会社員の女性(当時25歳)が睡眠薬を大量に飲み自殺している。 【高島博之】
[毎日新聞2月11日] ( 2003-02-11-23:49 )