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02/04 20:55 防大から無届け放射性物質 2カ月後報告、ずさん管 社会127
共同
防衛大学校(神奈川県横須賀市)で、応用化学科の事務機材室や
薬品処理準備室から昨年十二月九日以降、無許可のウランやトリウ
ム化合物入りの容器や、無届けのラジウム線源などの放射性物質が
相次いで見つかっていたことが四日、分かった。
防衛庁は約二カ月後の三日になって文部科学省に連絡、同省係官
や研究機関が調査した。いずれも古いもので放射線量が低く、環境
への影響や被ばくは確認されなかった。防衛庁は「測定機器を手配
したり、民間会社の分析結果を待っていて連絡が遅れた」と説明し
ている。
防衛庁と文部科学省によると、昨年十二月九日、防衛大教官が事
務器材室で「湯のみ」と表示された段ボール箱に放射性物質が放置
されているのを発見。翌十日に薬品処理準備室、今年一月十日には
廃棄予定の薬品類の中から同じように放射性物質があるのが見つか
った。
このうちウラン化合物は原子炉等規制法で許可が必要な量を超え
ている可能性があるという。またラジウム線源は放射線障害防止法
で届け出が必要な線量を超えていた。
物質は瓶など数十個の容器に保管。ラベルからいずれも一九五○
年代から六○年代にかけて製造されたとみられている。
防衛大は「中国の核実験の影響を調べるため雨水に含まれる放射
性物質を測定したりするのに使ったらしい。当時は法的規制はなく
、容易にメーカーから購入。そのまま存在を忘れてしまったようだ
。核兵器の研究につながるものではない」としている。
(了) 030204 2055
[2003-02-04-20:55]