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01/20 19:18 元公安庁職員を証人申請 調活費訴訟、採否は留保 社会126
共同
仙台市民オンブズマンが東北公安調査局の調査活動費(調活費)
文書の公開を求めた訴訟の口頭弁論が二十日、仙台地裁であり、オ
ンブズマン側は調活費の不正流用の実態解明のため、公安調査庁の
元職員野田敬生氏を証人申請した。また「調活費は二重帳簿で管理
され、組織的に不正流用されている」とする野田氏の陳述書を提出
した。
野田氏は外事関係の調査を行う調査第二部などに勤務したが一九
九八年十二月に同庁を依願退職。現在は雑誌などで著述活動をして
いる。田村幸一裁判長は「公安調査局側の意見を聞いてから判断し
たい」として採否決定を留保した。
オンブズマンは二○○一年四月、東北公安調査局に一九九九年度
の調活費文書の開示を請求。同局が「文書開示で公共の安全に支障
が出る恐れがある」として大部分を非開示としたため、同年七月に
提訴した。
(了) 030120 1917
[2003-01-20-19:18]