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パワーショベルなど建設重機を使った現金自動預け払い機(ATM)荒らしが相次いでいることから、金融機関が対策に乗り出している。国内銀行のほとんどが正月三が日にATMを停止するが、こうした銀行ではATMの現金を原則としてカラにするほか、人目に付きにくく狙われやすいATMの前に、年明けから警備員を配置するなど自衛策に乗り出す銀行もある。
「一時的な防犯対策では限界がある」(都市銀行)として、ATMの設置場所の見直しや防犯装置を備えたATMの採用など、抜本策の検討に入った銀行もある。
重機を使ったATM荒らしは、今年だけで12月24日までに全国で54件発生し、被害額は3億2600万円に達している。盗んだ重機でATMを破壊して中の現金を盗んだり、ATMを丸ごと持ち去る手口で、銀行界は「全く想定していなかったケース」(みずほ銀行)という。
この中で、ある大手行は、全国のATM網の中から、夜間人通りが途絶えたり、重機の入りやすい広い道路に面した場所など危険度の高い数十か所のATMを抽出、年明けから警備員を張り付けて警戒を強める。
(12月31日09:58)