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(回答先: 「東海並み」ほど遠く 観測網整備はこれから 投稿者 倉田佳典 日時 2002 年 12 月 24 日 19:49:41)
12/24 19:02 予想以上の想定に驚きも 近畿、四国の自治体 内政506
共同
「最悪のシナリオに沿ったものだろうが、従来の想定を大きく上
回る」。政府の中央防災会議が発表した東南海・南海地震の被害想
定で、被害対策を進める近畿、四国の各府県の担当者は驚きの表情
を見せた。防災対策の一部見直しも迫られそうだ。
和歌山県は南海地震で死者約二千人、負傷者約七万三千人などの
被害が出ると試算、防災訓練などの前提としてきた。
しかし、今回発表された被害想定では東南海・南海同時の地震を
前提に、県試算で三・四メートルだった県南部・古座町の津波を九
メートルと想定するなど、津波の高さや震度分布などの面で南海地
震単独の想定とは大きく異なっているという。
同県消防防災課は「南海単独の被害想定としては甘いわけではな
いが、批判は出るかもしれない」と住民の反応を心配する一方、「
今回の想定を基にして、より早く避難する意識を高められるよう対
策を整えていきたい」としている。
また、徳島県消防防災安全課の担当者は「中央防災会議の検討成
果が着実に出てきている」と冷静に評価する一方で、県が一九九七
年にまとめた報告書で想定した震度分布に比べ、全県的に揺れが大
きく予想されていることに「早急に報告書をまとめ直さないと」と
焦りも見せた。
大阪府でも今回の想定で、関西空港の近くの震度などが府の想定
を上回り、「資料を精査して検討する必要がある」としている。
一方高知県は、九二年度に昭和南海地震(マグニチュード8)規
模を想定し、死者が全県で千四百四十三人とする被害想定を公表。
改定作業は、ライフラインへの影響なども盛り込み、来年度に完成
する予定。
今回の想定について担当者は「前提条件や解析手法が違うので単
純に比較できないが参考にしたい」としている。
(了) 021224 1902
[2002-12-24-19:02]