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03/07 16:58 男性不妊の原因か 溶剤のトリクロロエチレン 外信88
【ワシントン7日共同】溶剤や洗浄剤として広く使われ、地下水
や大気の汚染が問題になっている塩素化合物、トリクロロエチレン
(トリクレン)は、男性の生殖細胞に対する毒性が強く、男性不妊
や精子減少の原因になっている可能性があるとの結果を米、英、カ
ナダの国際研究グループが七日までにまとめた。
トリクレンは、これまで腎臓毒性や神経毒性などが指摘されてき
たが、生殖毒性はないとされてきたという。日本でも大量に使われ
、汚染も深刻な物質なだけに今後詳しい調査が求められそうだ。
グループは、トリクレンにさらされていた人間や、実験的にトリ
クレンを吸入させた猿の精巣の一部で、トリクレンによって細胞が
傷害を受けた時に特徴的な酵素が生産されていることを突き止めた
。
トリクレンを扱う職場で長年働き、男性不妊と診断された八人全
員の精液からは、通常では存在しないトリクレンや、クロラールな
どトリクレンの代謝物が高濃度で検出された。
マウスにトリクレンを吸入させる実験からは、精巣の一部で特に
トリクレンや関連物質の濃度が高くなり、人間や猿で検出されたの
と同じ酵素も大量に作られていることが判明。トリクレンが、男性
の生殖細胞に特に大きな影響を与えることが分かった。
グループの一人、カナダ・クイーンズ大のポーゲック・フォーカ
ート博士は「これらの結果を総合すると、トリクレンが生殖細胞に
影響し、精子生産能力に悪影響を与えていることを示唆している」
と話している。
(了) 030307 1657
[2003-03-07-16:58]