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米国がん学会機関誌に発表
千葉大病院第2外科の落合武徳教授らのグループは4日までに、早期がんも発見できる新しい血液検査法を開発し、米国がん学会機関誌の最新号に発表した。
がんは早期発見が完治の鍵だが、早期であればあるほど、エックス線検査などの各種検査でも見つけにくい。研究の中心となった同大の島田英昭講師は「簡単な血液検査で早い段階に見つけることで、将来はがんの死亡率が大きく下がるのでは」と話している。
島田講師によると、グループはがん細胞の遺伝子異常を反映しやすいタンパク質p53に着目。早期がん患者を含む、全国約40施設の1085人のがん患者を調べた。患者の多くで、血液中からこのタンパク質に対する抗体が検出され、抗体を腫瘍(しゅよう)マーカーとして検査に使えることを確認した。
検査は胃や大腸、食道の消化器がんや乳がん、肺がんなどに幅広く応用可能。がんにより診断率は異なり、臨床試験では喉頭(こうとう)がんや食道がんなどで約30%、子宮がんや大腸がんでは20%以上の患者で抗体が陽性になったという。