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日本医師会(日医)の「医療保険制度検討会議」は4日、診療報酬体系見直しに関連し、医療行為ごとに細かく診療報酬を算定して合計額を払う現行の「出来高払い」を原則に、病気の種類などに応じて定額を支払う「包括払い」の一部導入も検討するとした中間報告をまとめた。
医療機関の機能などに応じた診療報酬体系の区分の考え方として、高度医療を実施する特定機能病院などを対象に入院患者1人1日当たりの定額制導入を提起。予防医療を保険給付の対象とすることや、体系を簡素化するため診療所などで外来基本料を設けることの可否を検討する、とした。
公的医療保険がきく診療と、対象外の自由診療を組み合わせる「混合診療」の解禁については、患者の自己負担増加に伴い受診機会の不公平が拡大すると反対している。