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(回答先: なんかいやなニュース 投稿者 101 日時 2003 年 2 月 24 日 20:01:57)
02/24 16:26 地下の石炭火災で環境破壊 大量の二酸化炭素も放出 外信63
【ワシントン24日共同】中国や米国など石炭産出国の炭鉱や石
炭層で、地下の石炭が燃える火災が長期間続き、環境破壊や健康被
害を引き起こしているとの調査報告を、米イースト・ジョージア大
とロスアラモス国立研究所などのグループが二十四日までにまとめ
た。
中国では毎年二億トンの石炭が焼失。大気中に放出される二酸化
炭素量は、世界の化石燃料から出る量の2―3%に達するが、排出
量の計算には含められていない。
グループのグレン・ストレーチャー同大助教授は「国際協力で対
策を取らなければ、石炭層の火災は破局的な環境破壊を招く」と警
告している。
この火災は、地下の石炭層に何らかの原因で火がつき、くすぶり
ながら燃え広がってゆく現象。自然発火もあるが、採鉱作業時の火
や、廃棄物の焼却や焼き畑の火などが原因となることが多く、近年
増加傾向にある。
グループによると、中国北部の九十カ所以上で石炭層火災が確認
され、中には数十年間も燃え続けている所もある。
米ペンシルベニア州、インド東部の炭鉱やインドネシア、ベネズ
エラなどの石炭層でも火災が多発。森林火災がきっかけで、石炭層
に火が付き、新たな森林火災の原因となる悪循環も存在する。
多くの地域で、大気汚染による健康被害が報告されているほか、
周辺に硫黄化合物や硫酸が集積し、土壌や水質を汚染する現象も起
こっている。
(了) 030224 1625
[2003-02-24-16:26]
02/24 16:26 規模大きく対策困難 長さ数キロの火災も 外信64
【ワシントン24日共同】石炭層が空気中に露出している場所で
、石炭層からのメタンガスなどに火が付き、火災が起こることは古
くから知られており、中には数百年続いている火災もある。
イースト・ジョージア大などのグループによると、石炭層の火災
は大規模な採炭活動が行われるようになった近年、増加傾向にある
。
石炭層火災の最大の問題は、規模が非常に大きいこと。中国では
幅数十メートルの石炭層が、長さ数キロにわたって燃える火災が確
認されている。
石炭層を除去する対策のほか、地下の石炭層への酸素の出入り口
になっている地面の割れ目をふさいだり、地下に窒素や水を注入す
るなどの消火技術が開発されているが、膨大な資金と手間がかかる
のが難点だ。
資源の浪費と環境破壊、周辺住民の健康影響など、石炭層の火災
がもたらす損失は大きい。地球規模の環境問題として、国際協力で
対策を進める必要性が指摘されている。
(了) 030224 1626
[2003-02-24-16:26]