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2003.02.18
Web posted at: 05:25 JST
- REUTERS
ワシントン(ロイター) エビやカニなどの甲殻類にアレルギーを持つ20歳の女性が、恋人とキスをした直後に呼吸困難などを伴う急性のアレルギー(アナフィラキシー)症状を起こし、病院に運ばれて一命を取り留めるという症例が米国であった。
この症例は米メイヨー・クリニック(ミネソタ州)のデイビッド・スティーンズマ医師が、同クリニックの紀要に紹介した。
同医師によると、この女性は恋人とキスをしたあと、のどの腫れやけいれん、おう吐の症状が出た。恋人は、キスの前にエビ数匹を食べたばかりだった。
同医師は「アレルギーを持つ人は、原因となる食物を直接食べなくても、その食物やそれを食べた人に触れるだけで、アレルギー反応を起こすことがあるので注意してほしい」と話す。
2人はシーフード・レストランで働いていた。同医師は、女性がエビやカニに何度も触れていて、アレルギー反応を起こす抗原の感作を受けていたのではないかとみている。