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悲惨な薬害を生んだサリドマイドが、がん治療のために医師を通じて個人輸入されている問題で、死亡したがん患者の遺族が残った薬を他の患者に渡したり、遺族自身が胃腸薬として服用するなど、ずさんな管理が行われている実態が16日、東京都内で開かれたサリドマイドシンポジウムで報告された。
厚生労働省は「妊婦が服用すると再び薬害が起こると考えられるので、医師の指導に従い管理を徹底してほしい」と患者家族に呼び掛けている。
報告したのはコンフォート病院(横浜市)の宇野克明理事長。昨年2月から12月に同病院がサリドマイドを渡した約400人のがん患者や家族を対象に調査し、243人が回答した。
死亡などで服用を中止した78人のうち2人の患者の遺族は患者の死後、薬を他の患者に渡していた。また、過去に胃腸薬として承認されていたことを知っていた70代女性は夫の死後、自分で服用したという。