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あるMLより
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超低周波電磁波(高圧線などからの電磁波)の健康影響を調べた
国立環境研究所の疫学調査の結果に対して、
文部科学省が「科学的価値は低い」と最低ランクの評価を下しています。
Asahi.comにその記事が出ています。
http://www.asahi.com/national/update/0205/019.html
土曜講座にも研究チームの代表である兜真徳さんを招き、
お話を聞きました(昨年3月)。
私も夏に報道された中間解析結果について解説記事を書いてきました。
文部科学省の「評価」は、「高圧線電磁波に影響あり」との調査結果を
葬ろうとする政治的意図を強く感じさせるものです。
3年間で7億円をかけてすすめられた、世界水準でもかなり精緻な調査研究に対して、
「症例が少ない」「情報などの整理が不十分」などと批判するならば、
その明確な根拠を示さなければならないはずですが、
今のところ(これからも?)審議の具体的な内容は公表されていません。
この「評価」は疫学研究そのものに対する挑戦といえるもので、
これまで積み上げられてきた海外の研究をも否定するものでしょう。
海外の研究者たちにも、この文部科学省の「評価」の実態を広く知らしめ、
大いに問題化していかねばならないと思います。
市民科学研究室・電磁波PJも、持っている英語力やネットワークを駆使して、
この問題を広く訴えていかねばならないでしょう。
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ASAHIより、
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http://www.asahi.com/national/update/0205/019.html
電磁波健康リスク調査、「症例数少なく不適切」と文科省
高圧送電線などから出る超低周波の電磁波が日常環境より高い場合に小児の急性リ
ンパ性白血病や小児脳腫瘍(しゅよう)の発症率が高くなるという国立環境研究所な
どの疫学調査結果について、文部科学省は1月28日付で「症例数が少なすぎる」と
して「本研究のみで健康リスク評価を行うのは不適切」などの評価結果を発表した。
調査は国の科学技術振興調整費(約7億2000万円)で、99年度から3年間、
進められた。同研究所と国立がんセンターなどが、電磁波が子どもの健康にどんな影
響を与えるかを中心に調べた。
同省の科学技術・学術審議会の研究評価部会は急性リンパ性白血病、脳腫瘍ともに
調査症例数が少ないとした上で、「研究結果が一般化できるとは判断できない」「情
報等の整理が不十分な現状では本研究の科学的価値は低い」と指摘。総合評価を3段
階で最低の「C」と結論づけた。
同省は、評価結果を調査結果とあわせて発表した。
(17:04)