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ついに堪忍袋の尾が切れた−。JA全農福岡県本部がブランド茶「八女茶」の産地を偽装していた問題で、農水省は今週にも、JA全農に対し、農業協同組合法に基づく業務停止命令を出すことを決めた。八女茶の製造、販売を5日間程度、停止させるほか、幹部の処分を求める方針。全農は昨年4月にも、子会社の鶏肉偽装事件で業務改善命令を受けており、同省はさらに厳しい処分が必要と判断した。
農協の全国組織が業務停止命令を受けるのは、昭和47年の設立以来初めて。
偽装表示が発覚したのは、昨年12月5日。全農福岡県本部が八女茶の3品目に、八女市周辺で栽培された茶葉以外に、宮崎産や熊本産のものを最大30%ブレンドして販売。包装には、「茶処八女で育ったさわやかな茶」と表示していた。製造を委託していた生協の調査がきっかけとなり、偽装が判明した。
全農福岡県県本部は、昨年3月の内部調査でこの事実を把握していたが、「新茶の時期に公表すればブランドに傷がつく」として、生協や全農本部に対し報告せず隠蔽を続けていた。
全農は昨年4月、子会社の「全農チキンフーズ」が鶏肉の原産地を偽装していた事件で、農水省から「チェックが働いていない」として、業務改善命令を受けた。大池裕会長(当時)ら4役員が辞任、同6月には「新たな偽装は見つからなかった」と報告していた。
八女茶偽装に関し、農水省は今月7日、日本農林規格(JAS)法に基づき、全農に対し商品の表示内容の検査法などを改善するよう指示していたが、たび重なる不正に「信頼を回復しようとする意識がない」と判断、厳しい処分を課すことに決めた。
ZAKZAK 2003/01/14