現在地 HOME > 掲示板 ★阿修羅♪ |
|
厚生労働省は27日、名古屋検疫所の輸入検査で米国産トウモロコシに国内で承認されていない遺伝子組み換えトウモロコシ「スターリンク」が混じっていたと発表した。01年4月に組み換え食品の安全性審査が義務化されて以来、国の輸入検査でスターリンクが検出されたのは初めて。
20日に輸入届があったでんぷん原料用のトウモロコシ粒1万9千トンのうち、1200トン分を抽出検査したところ混入が確認された。残りの分も名古屋港に保管され、検査される。混入が判明した分は廃棄するか米国に戻すよう指示する。
米国産トウモロコシの輸入は01年4月以降で1427件、455万トン。このうち54件が抽出検査されたが、混入は見つかっていなかった。同省は米国大使館を通じて原因究明を依頼するとともに、検査の対象を輸入件数の5%から50%に引き上げた。
スターリンクは殺虫性たんぱく質を作る遺伝子を組み込んだトウモロコシで、アレルギーを起こす可能性が指摘されている。米国でも飼料用としてしか認可されていない。日本では00年10月に消費者団体の調査で輸入原料を使った食品の中から検出され、問題となった。
(21:15)