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(回答先: 有機JAS制度で不正認定 [NHK] 投稿者 あっしら 日時 2002 年 12 月 26 日 21:31:29)
農水省は二十六日、有機農産物の登録認定機関である日本オーガニック農産物協会(略称=NOAPA、東京都千代田区)が二十五日付で認証業務廃止の届けを提出し、受理したと発表した。登録認定機関が認証業務を取りやめるのは初めて。NOAPAは検査員の報告書を改ざんし、申請していた製造業者を認定。報告書の改ざんがJAS法に違反するため、同省は登録を取り消す予定だった。同省は「改ざんは、認証システムを揺るがす大問題。今後、このようなことがないよう、登録認定機関の指導、監督を強化したい」と話している。
同省によると、NOAPAは昨年、西日本の茶製造業者から有機認証の申請を受け、同五月に検査員が検査し、NOAPAに報告書を提出した。報告書では、業者が原材料などに関する内部規定を作っておらず、認定の技術的基準に不適合であると記述したが、副理事長がこの部分を削除し、書類を改ざん。改ざんした報告書に基づき、NOAPA内の判定委員会が有機の認定を行った。
国は今年十月末の監査で書類改ざんを疑い、その後の調査で事実を確認した。同省によると、副理事長は「業者の取り組みを評価し、報告書の重要性を認識していなかった。ぜひとも業者を認定したかった」と話したという。
NOAPAは一九九六年設立。二〇〇〇年九月に九番目の登録認定機関となった。二十六日現在、国内の登録認定機関は六十四あり、認証件数は約三千三百件に上る。NOAPAの認証件数は三十七件。
NOAPAから認証された製造業者や生産行程管理者らは今後も認証されるが、同省は来年一月、この三十七件について検査する予定。
また、年一回以上の検査は、ほかの登録認定機関から受けることになる。