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(回答先: ヘルシュタット・リスク 投稿者 hou 日時 2003 年 3 月 17 日 20:50:22)
ランファルシー基準
もともとは国際的な多角的ネッティング・システム(国内外の手数参加者間で法的に有効なネッティングを行うシステム。)を対象とした安全基準でした。
現在ではこの基準がクロスボーダーおよび他通貨ネッティングの設定と運営に関する最低条件を示しており、ネッティングに関してのグローバル・スタンダードとなっています。
1990年にBIS支払い決済システム委員会「G10諸国中央銀行によるインターバンク・ネッティング・スキーム検討委員会報告書」(通称:ランファルシー報告書)により発表されました。
主なものとしては:
1)ネッティング・システムはすべての関係法の元で確固とした法的根拠を持つこと。
2)参加者はネッティング導入が当該システムのリスクに及ぼすダメージを的確に認識していること。
3)各参加者が各システムに与ええるエクスポージャーに上限を設定する。
4)最大のエクスポージャーを有する先が支払不能に陥っても当日の決済がタイムリーに行われること。
5)公正かつ開かれた形でのアクセスが可能となるように客観的かつ一般的に公表された参入基準を設けること。
などがうたわれ、現在この基準をネット決済システムを含めて国内すべての民間システムが満たすべきものと位置付けています。