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小泉純一郎首相が福井俊彦・次期日銀総裁と14日に会談した際、実効性のある金融政策などデフレ克服に向けた五つの要請項目を文書にして手渡していたことが17日分かった。福田康夫官房長官が同日午後の会見で明らかにした。
要請したのは(1)2005年度のデフレ克服を目指しさらに実効ある金融政策を強く期待(2)為替政策について財務相と意思疎通を図り、適切に対応(3)不良債権処理の加速(4)政府と日銀の意見交換(5)金融経済情勢を注視し万全の対応を講じる−の5項目。
官房長官によると、首相は要請を読み上げて日銀側に手渡した上で「デフレ対策を政府・日銀一体でやる。それに向かって実効性のあることをしてほしいということだ」と述べ、一段の金融緩和への期待感をあらためて表明。これに対し日銀側は、内容に沿った協力を約束したという。
政府が日銀にこうした形で協力を要請するのは異例。経済政策をめぐり両者の足並みの乱れが指摘されているため、日銀の新体制発足に向け、「3月危機」回避を図る協力関係を確認する狙いがあるとみられる。