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経営再建中のいすゞ自動車が、大型トラックなどを製造している主力の川崎工場(川崎市川崎区)を来年2月までに閉鎖する計画を、当面延期する検討に入ったことが、16日明らかになった。
アジア地域向けの輸出が好調なことに加え、今年10月から東京都などが排ガス規制強化に乗り出すのを前に、買い替え需要が起こり、トラック生産がフル稼働状態となっているためだ。デフレ不況の中で、企業の工場閉鎖が相次いでいるが、いったん決定した工場閉鎖を延期するのは異例だ。
経営不振が続いているいすゞは、2001年5月に、生産効率化のため、現在国内に4拠点ある工場のうち、川崎工場の機能を他工場へ移管し、計3拠点に集約する計画を策定した。