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2003/03/15
福岡ダイエーホークスの本拠地、福岡ドーム球場などダイエーグループの「福岡事業」が処理に向けて始動−。球団、球場、ホテルの福岡3事業を展開するグループの不動産子会社に対し、UFJ銀など主要取引6行は15日までに、最大400億円程度の金融支援を実施する方向で最終調整に入った。金融支援をスムーズに進めるため、産業再生機構を活用することも検討する。
経営再建中のダイエーグループにとって、球団と球場、ホテルの福岡3事業の処理は、大きな課題となっていた。金融支援などにより、事業を展開するダイエーの100%子会社、福岡ダイエー・リアル・エステートが抱える有利子負債1300億円を半減させ、球団を除く球場とホテルの2事業の売却を目指す。
金融支援を実施するのはUFJ銀のほか、三井住友銀、みずほコーポレート銀、福岡銀、福岡シティ銀、西日本銀。6行合計で福岡事業に対して約600億円の融資残高がある。
高木邦夫ダイエー社長
金融支援は、債権放棄と債権(子会社にとっては債務)の株式化を組み合わせて実施。支援額は最大400億円となる見込みだ。
6行は今夏までに、債権放棄の手続きを定めた「私的整理の指針」の適用を申請。それに先立って、20行以上ある全取引銀行が参加しての債権者集会を開き、金融支援の中身を詰める。
取引銀行の数が多いために調整に手間取る可能性もあるため、非主要取引銀行の債権を買い取る産業再生機構の活用も検討する。
子会社では金融支援とともに、保有株式や傘下の神戸オリエンタルホテル(神戸市)などの売却で200億円を捻出、自前の資金100億円と合わせて有利子負債1300億円を600億円まで減らす計画だ。
福岡3事業のうち球場とホテルは、2004年2月期中に出資企業を募り、事実上の売却を目指す。
ダイエー本体も子会社の株式を100%減資して紙くずにし、連結対象子会社から外す。これにより、ダイエーは約1兆2000億円とみられる連結有利子負債を1300億円減らせる。
転載元
http://www.zakzak.co.jp/top/t-2003_03/2t2003031508.html