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来年春の新卒採用計画で企業の6割が「前年並み」と答え、採用数の減少にひとまず歯止めがかかりつつあることが15日、共同通信社が大企業30社を対象に実施した採用アンケートで分かった。今春より採用を「増やす」と回答した企業は3社、「減らす」としたのは2社だった。
人員削減などが一段落し一部に業績回復の兆しもあるため、将来の事業展開に向け必要な人材を確保する動きが目立つ。ただ、イラク情勢や株価の行方によっては計画を見直す企業も出てくるとみられ、採用数が絞り込まれた今春に続き、来年春の就職戦線も“狭き門”となりそうだ。
計画によると、採用を拡大するのは輸出などが好調なホンダと、基幹社員の安定採用を目指す新日本石油、今春の採用を抑えた日本マクドナルドの3社。「前年並み」としたのは東京電力や日本航空システム、野村証券など18社だった。