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坂口力厚生労働相は14日の閣議後の記者会見で、特殊法人の年金資金運用基金が株式運用などで巨額損失を生じていることに関連し「新しい受け皿をどういうふうに作り上げていくか財務省と相談を始めた。これから金融庁にも(協議に)参加してもらう。国民が安心できる体制を作り上げなければならない」と述べ、資金運用や基金組織の見直しについて両省庁との協議を始めたことを明らかにした。
2004年の公的年金制度改革について「付属的な問題をどう解決するかということもある。年金積立金運用の問題も決着をつけなければならない」と述べた。
厚労省の社会保障審議会年金資金運用分科会は13日、年金積立金の株式運用の継続を支持する意見書をまとめ、坂口厚労相に提出した。