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(回答先: ★国際局長:黒田氏渡米、日米協調介入が目的でない 投稿者 Ddog 日時 2003 年 3 月 14 日 00:02:47)
★ドル、「クーデター」で買い戻し加速――協調介入も秒読み?
13日の東京外国為替市場でドルが買い戻された。対円では1ドル=118円40銭と東京市場では2月24日以来のドル高水準まで上昇。ユ―ロは対ドルでほぼ1週間ぶりに1ユーロ=1.09ドルを割り込んだ。
イラク 情勢の進展を示す報道やうわさが手掛かりとなり、持ち高調整に拍車がかかった。
ドルの買い戻しが勢いづいたのは、「イラクでクーデターが起こった」という根拠に乏しいうわさが広がったのがきっかけ。CNNニュースが「イラク軍の一部は戦闘に加わらずに降伏する秘密交渉を米国と進めている」と報じたのに尾ひれがついたとみられ、「ドル買いの格好の口実になった」(中央三井信託銀行総合資金部の矢口哲・調査役)。
「混とんとしていたイラク情勢の出口がようやく見え始めた」(バンク・ワン銀行東京支店の中村陽二・ディレクター)――。イラクによる武装解除の最終期限を定める国連安保理決議案について、CNNは「米国がすでに8カ国からの支持を確保した」と報じた。採択に必要な9カ国の賛成票まであと1票に迫り、「米国の単独攻撃を懸念してドル買いに尻込みしていた参加者の背中を押した」という。
円サイドの要因として、「財務省・日銀による地道な円売り介入が功を奏している」(梅本徹・モルガン・スタンレー証券為替ストラテジスト)との見方もある。介入がイラク情勢緊迫に伴う円買い・ドル売りの受け皿となり、円の上値の重さを嫌気した投機筋が円に再び売りを出す動きにつながったというわけだ。
福田康夫官房長官は前財務官の黒田東彦・内閣官房参与をきょうから16日まで米国に派遣することを明らかにした。「国際経済に関する意見交換が目的」というが、市場では「イラク攻撃後にドルが急落した場合に協調介入に踏み切るための根回し」とかんぐる声が大勢だ。米国が介入に消極的とあって、米国市場では協調介入の実現に懐疑的な見方が多いようだ。
しかし東京市場では「有事となれば話は別」で、2000年9月以来となる協調介入が「秒読み」とみる参加者が多い。(西田玲子)