現在地 HOME > 掲示板 > 国家破産23 > 465.html ★阿修羅♪ |
|
(回答先: ★自民相沢氏:市場安定化策、できることは何でもやってほしい 投稿者 Ddog 日時 2003 年 3 月 14 日 00:10:14)
★株、「北朝鮮」対策こそ市場安定化策?――続く海外勢の売り
13日の東京株式市場で日経平均株価は安値引け。心理的な下値のメドだった8000円が、逆に上値抵抗線になったかのようだ。政府の株式市場安定化策の正式発表を前に、日経平均は11日に付けたバブル経済崩壊後の安値(7862円43銭)に迫った。
東証が13日に発表した3月第1週の投資主体別売買動向(3市場合計)をみると、ここまでの相場の下げを主導した需給要因の変化が垣間見える。長銀・都銀・地銀の売越額は193億円と、前週の315億円から減少、持ち合い解消売りが一服しつつあることがうかがえる。一方、信託銀行の売越額は前週の281億円から1271億円に膨らみ、昨年6月第1週(1297億円)以来の高水準。企業年金の代行返上に伴う売りは3月に入ってからも続いているようだ。外国人も3週連続の売り越しで、売越額は771億円に膨らんだ。
欧州のミューチュアルファンドが売りを出している――。理由の一つは欧州株式相場の下落。年明けから今月12日までの下落率はドイツ株価指数(DAX)23%、フランスのCAC40が21%で、比較的小さい英FTSE百種総合株価指数でも16%だ。これに対し、日経平均は8%。欧州株急落で相対的に高まった日本株の比率を落とす必要に迫られている。
急速に高まった「北朝鮮リスク」も、地理的に近い日本に対する外国人の弱気姿勢に拍車をかけそうだ。きょうも、12日付の米ワシントン・タイムズ紙が「北朝鮮が長距離弾道ミサイルの発射準備を進めている」と伝えたことが、投資家心理を冷え込ませた。市場では「仮にイラク問題が終結しても、北朝鮮リスクが残る限り相場の重しはなくならない」との認識が広まりつつある。
政府は市場安定化策を打ち出し、株価下落に歯止めをかけようと必死だ。しかし、証券会社の自己売買部門にリスク管理の徹底を求めるなど、とりあえず売りを規制しようとの思惑が透けて見える内容に市場関係者は早くも食傷気味。市場の流動性を一段と低下させるような対策よりも、むしろ求められるのは北朝鮮対策ではないのか――。政府と市場との温度差は簡単には埋まりそうにない。(鎌谷智子)
クイックより